千葉東金キャンパスが新しい交流の場に
千葉県に位置する城西国際大学の東金キャンパスでは、学生にとっての新しい憩いの場「新学生ホール」がこの夏に完成しました。リニューアルされたホールにはコンビニエンスストアの「ローソン」も併設され、より利便性の高い環境が整いました。
リニューアルの背景
このプロジェクトは、2024年11月から始まった「協働リニューアルプロジェクト」として、学生と職員が一緒になって進めてきました。経営情報学部の松田世治准教授のゼミ生や若手職員たちが中心となり、全10回に及ぶ会議を通じて、デザイン案を具体化してきました。日常の実用性を高めるために、IKEA Tokyo-Bayや株式会社ローソンからの助言も取り入れました。
旧学生ホールの課題
かつての学生ホールは、広さ約300平方メートルで140人分の座席がありましたが、統一感の欠如や老朽化が目立ちました。また、以前のコンビニ店舗では、昼時に多くの学生が訪れるため、混雑が頻繁に発生していました。これらの課題を明確にした上でのリニューアルが開始されたのです。
新学生ホールの魅力
新しい学生ホールでは「やる気がみなぎる空間」をテーマに、デザインが改良されています。ダークカラーの色調を基に、落ち着いた印象を持った空間が展開されています。最大77人が座れるように、テーブル席とカウンター席が配置されており、観葉植物が添えられたことでリラックス効果も期待できる環境です。
コンビニエリアの進化
併設された「ローソン」は、「未来を創る学生のQOL革命」をテーマに、レジの混雑を緩和し、商品陳列の改善も行われています。特に学生たちの利便性向上を意識したデザインが施されており、7月16日にオープンを迎えました。
オープニングセレモニーの様子
リニューアルを祝うセレモニーが7月15日に行われました。倉林眞砂斗学長やプロジェクトに携わった関係者たちが集い、新ホールの完成を喜び合いました。学生を代表して挨拶した経営情報学部の江口蒼央さんは、「素晴らしい空間ができたことを感謝しています。この場所が学びや交流の中心となることを願っています」と述べました。
このプロジェクトを通して、学生たちは貴重な実践的学びを経験し、職員も新たな視点で学生のニーズを理解する貴重な機会が得られました。今後も、このような取り組みを通じて、大学と学生の間に新たな価値が生まれていくことが期待されています。
今後の展望
城西国際大学では、今回のリニューアルを機に、学生と職員が協力しあいながら、新しい価値を作り出すサイクルを深化させていく考えです。学生たちがこの新しい環境で、多様な学びや交流を深め、より良いキャンパスライフを過ごせることを目指します。