GMOインターネットグループのGMO教えてAI株式会社が、最新のAIモデルを『天秤AI byGMO』に取り入れました。これにより、最大6つのAIモデルを同時に実行し、最適な回答を比較することが可能となります。新たに実装されたモデルには、OpenAIが開発した二つの最新モデル、"OpenAI o1-preview"と"OpenAI o1-mini"、そして、Googleの"Gemini"も含まれています。これらは全て無料で利用できるため、誰でも手軽にAIの力を活用できる環境が整いました。
新AIモデルの特性
新しく追加された"OpenAI o1-preview"モデルは、特に高度な推論タスクに特化して設計されており、複雑な問題を解くための長い思考過程を経て回答を生成します。競技プログラミングや数学オリンピックなどに対応する能力を持っており、実際の問題解決においては人間の博士よりも高い精度を誇ります。
一方、"OpenAI o1-mini"はその軽量版で、特にSTEM分野、特に数学とコーディングに優れています。高校レベルの数学コンペティションでも高得点を叩き出しており、コーディング能力も競技プログラマーの上位に相当する完璧さを誇ります。その処理速度は、前モデルと比較して3〜5倍も早いという特徴があります。
そして、Googleの"Gemini"は最近の大幅アップデートによって質の向上が図られました。特に数学や長文の理解、視覚タスクにおいて顕著なパフォーマンスアップが実現できており、処理速度も向上しています。
天秤AIの機能
『天秤AI byGMO』は、最大6つの生成AIモデルを同時に使用し、それぞれの回答を比較することで、ユーザーが最も適切な回答を見つけやすくなっています。さらに、"壁打ち機能"を利用すれば複数の回答をまとめて校正・整形することもできます。この二重の機能により、利用者は安心して生成された情報を活用できます。
教えてAIポータル
GMOが提供する"教えてAI byGMO"では、生成AIが期待通りの結果を出力するためのプロンプトを集めたポータルサイトです。運営チームはAIの専門家で構成されており、彼らが作成したプロンプトや、ユーザーからの投稿も掲載されています。これによって、誰でも簡単に高品質なプロンプトを手に入れられ、AIの能力を最大限に引き出すことが可能となります。
今後の展望
GMO教えてAI株式会社は、最新のAIトレンドを常に追いかけ、その便利さを一般の人々に提供し続けることを目指しています。『天秤AIメディア byGMO』も新たに立ち上げ、実用的なAI関連情報や、便利な使い方に関するコンテンツを定期的に発信していく予定です。AI技術を効果的に活用し、業務の効率化やさまざまな問題の解決に寄与することを目指します。これからも進化し続けるGMOの取り組みに、ぜひご注目ください。