知財化支援AI登場
2025-05-29 10:36:48

医療機器業界に革命!知財化支援AI「Tokkyo.Ai」の登場

医療機器業界における知財化支援AI「Tokkyo.Ai」



2025年5月29日、リーガルテック株式会社は医療機器および診断装置業界に向けて、特許戦略AIプラットフォーム「Tokkyo.Ai」の提供を開始しました。この新しいサービスは、急速に発展するAI診断技術やソフトウェア医療機器(SaMD)の知財化を効果的に支援します。

医療分野とAIの融合に伴う課題


近年、医療機器分野ではAIを活用した画像診断の補助や音声記録の解析、リモート診断の支援などが実現してきています。その市場は成長し、特に“装置よりもソフトウェア”の価値がますます重要になっています。しかし、依然として大きな課題が残っています。

具体的には、ソフトウェアのアルゴリズムやUI設計がほとんど特許出願されておらず、企業の持つコード資産が属人的なものに留まっているケースが多いのです。それに加えて、海外のスタートアップや大手医療IT企業による特許の先取りも頻発しています。多くの中小企業や研究開発部門では、「何が特許として認められるのかが分からない」という問題に直面しています。

解決策としての「Tokkyo.Ai」


リーガルテック社の「Tokkyo.Ai」は、医療向けのAI・ソフトウェア専用に設計され、知財化をサポートするAIです。主な機能としては、診断ロジックや処理フロー、画面設計などから特許明細書案や請求項の草案を自動的に生成することができます。また、海外特許との構成比較を行い、侵害リスクの診断も可能です。さらに、研究開発部門と知財部門の連携を強化する知財マップ機能も搭載されています。

具体的な導入事例


ある医療機器メーカーでは、Tokkyo.Aiを活用して新たな医療機器に関する明細書草案を自動生成し、既存の特許と機能を比較することで差別化要素を明確にしました。特許出願を行った結果、大手企業とのライセンス契約に成功した事例もあります。

Tokkyo.Aiの導入によるメリット


このAIプラットフォームの導入により、医療機器企業はソフトウェア資産を“知的財産化”することで競争力を強化できます。また、海外展開や提携時における技術交渉力やブランド価値の向上にも寄与します。スタートアップや研究開発部門でも、簡単にIP戦略を構築できるメリットがあります。

今後の展開と新しい連携の可能性


さらに、今後はHyperJとの連携により、医療AIソフトの正規ライセンス証明やバージョン管理、利用履歴のブロックチェーン化を進める計画です。また、AI孔明との連携によって医療現場でのAI活用ノウハウをナレッジ化し、“医療×ソフトウェア×知財”の融合を推進していく見込みです。"AIは診断できるが、特許はAIと共に守らなければならない"というスローガンのもと、Tokkyo.Aiは企業の研究成果を競争力へと変換するパートナーとして位置づけられています。

フォーラム開催のご案内


「AI孔明×AI/DXフォーラム ~医療~」が2025年5月29日、医療DXとAI活用についてのテーマで開催されます。詳細は、日経ホール&カンファレンスルームで行われ、オンラインとハイブリッド形式で参加可能です。これを通じて、医療機器業界におけるAI技術の利用促進を図ります。

リーガルテック株式会社について


リーガルテック社は、2021年に設立され、知的財産およびリーガルテック分野で最先端のAI技術を駆使した様々なサービスを提供しています。「MyTokkyo.Ai」などのプライベートAI特許管理システムをはじめ、知財ポータル「Tokkyo.Ai」の運営も行っています。さまざまな知的財産関連サービスを展開し、企業の知財戦略を支援しています。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。


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会社情報

会社名
リーガルテック株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
電話番号
03-5733-5790

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