障がいを超えたビーチの未来を語る土原翔吾氏がICCサミットに登壇
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、2025年9月1日から4日にかけて開催される「Industry Co-Creation (ICC) サミット KYOTO 2025」に参加することが決定しました。このイベントは、障がいの有無に関わらず誰もが楽しめるビーチ作りを目指す同プロジェクトにとって、重要な機会となるでしょう。
イベントの概要
ICCサミットは、参加者が一堂に会し、学び合うことを目的としたエクストリーム・カンファレンスです。毎回500以上の登壇者が集まり、総勢1,200名以上が参加するこの大規模イベントは、ビジネスや社会課題についての貴重な意見交換の場でもあります。おおいに期待されるのが「ソーシャルグッド・カタパルト」というセッションで、ここでは障がいのある方々が自らの活動とビジョンを語る機会が与えられています。
今年はその初回で、理事事務局長の土原翔吾が9月4日(木)9:15ごろに登壇し、7分間にわたってプロジェクトの活動を紹介します。これは、障がいのあるなしにかかわらず、全ての人々が楽しめる環境をどう作るかを、広く伝える貴重なチャンスとなります。さらに、当日の模様は9:00からYouTube Liveで中継される予定です。
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトについて
「できない」を「できた!」へ変えることをモットーに、活動している須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、海の楽しみを多くの人と分かち合いたいと考えています。その活動は今年で9年目となりますが、障害の有無、性別、年齢の壁を超えた取り組みが進展しています。特に、全国各地の海での仲間作りや、行政、他のNPOとの連携を強化してきました。
土原事務局長は、「私たちの目指すのは、海に入ることが目的ではなく、挑戦することを楽しむ文化を全国に広めることです」と語ります。そのためには、地域の企業や住民との協力が不可欠であり、ICCサミットを通じてそのメッセージをより多くの人に伝えることが期待されています。
具体的な活動と成果
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、持続可能な未来を目指すための先進事例として、様々な受賞歴を誇っています。2023年度にはブルーフラッグベストプラクティス賞で世界2位を受賞し、観光庁からの認証も受けています。最近では、「持続可能な未来を目指す人々」と題した中学社会公民教科書に掲載され、活動が広く認知されています。
地域に根ざし、仲間とともに進むこのプロジェクトは、開港の歴史を持つ神戸・須磨から全国へ、さらなる拡大を目指します。これからも、全ての人々が収入や障害の有無に悩まずに楽しい時間を過ごせるビーチ作りを目指します。
まとめ
土原翔吾氏のICCサミット登壇は、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが持つ可能性を広げる良い機会となりそうです。ぜひ、多くの方がこの活動を知り、共に楽しめる海を作り上げるための一助となることを願っています。