千葉商科大学と付属高校生による新たな取り組みが、いよいよ道の駅いちかわで実現しました。2024年12月1日から、同駅では学生たちが地元企業と共同開発した商品を常設で販売するブースが設置されます。これは、地域活性化と持続可能な開発目標(SDGs)に基づいたプロジェクトの一環です。
千葉商科大学の人間社会学部では、勅使河原隆行教授のゼミナールが中心となり、地域の農産物を活用した商品開発を進めています。一方、付属高校の商業科では実践的なビジネス経験を通じて、地域企業と連携しながら商品を開発しています。この二つのチームが協力することで、地域の社会課題に取り組む新たな価値が生まれることを目指しています。
道の駅いちかわでは、これまで単発で販売していた商品が、今後は常設ブースで誰でも簡単に手に入るようになります。これにより、地域の商業活動が活性化し、消費者に新しい選択肢を提供することができます。また、開発された商品の中には、地元産の原材料や廃棄物を有効活用したものも多いため、環境にも配慮した商品としても注目されます。
初めて販売される主要商品には、『丸ごとジャンボニンニクドレッシング』が含まれています。この商品は規格外で出荷できないジャンボニンニクを使用した無添加の醤油味ドレッシングで、安心・安全な農産物を提供する生産者の思いが詰まっています。価格は648円(税込み)で、風味豊かで健康にも良い一品です。
また、付属高校の生徒が開発した『Ps’(ピース)』は、廃棄されがちなパイ生地の端材を活かしたお菓子で、千葉県産のピーナッツペーストとピーナッツが使われています。この商品は「第11回商業高校フードグランプリ」で来場者賞を受賞した実績を持ち、そのユニークなアプローチが評価されています。価格は378円(税込み)で、手軽に楽しめる逸品です。
他にも、千葉商科大学生の考案した様々なドレッシングや癒和珈琲、付属高校生によるピーナッツ入りシューラスク、のり味噌など、多彩な商品ラインナップがそろっています。これらの商品は、地域の素材を最大限に活用した結果として生まれたものであり、消費者の皆さんにもぜひ楽しんでいただきたいものばかりです。
さらに、2024年12月22日(日)には道の駅いちかわで、大学と付属高校の合同クリスマスイベントが予定されています。学生たちの成長を感じる機会としても重要なイベントで、地域住民や来訪者たちが共に楽しめる内容となることでしょう。コミュニティとのつながりを深め、地元の活性化を目指す取り組みがこれからも続くことを期待しています。あたたかい地域の絆と共に、これらの価値ある商品に触れる機会をお見逃しなく!