70年の伝統と新たな風が融合した白十字の新ワッフル

白十字のワッフル 70年の歴史を迎える新たな一歩

1941年に岡山で創業した株式会社白十字が、今年の11月2日（土）に新たにリニューアルされたワッフルを発売します。創業67年を迎えるこの道すがら、愛され続けてきた白十字のワッフルは、岡山県民にとってのソウルフードとも言える存在です。新しい形で再登場するこのワッフルは、これまでの味や香りを保ちながらも、モダンな製法で生まれ変わりました。

ワッフルの歴史を振り返る

白十字のワッフルは、創業者二木寅二氏が考案したのが始まりです。当初、金型を見つけ、「どら焼きのようにカステラ生地でカスタードを挟めばどうか」とのアイデアから生まれました。1957年の発売当初、そのやさしい味わいとボリューム感は大変人気を博し、洋菓子が少なかった当時、白十字に行列ができたほどでした。時が流れ、形を変えながらも、多くの人々に親しまれてきたワッフル。当時の面影を残し、代表的なお菓子として岡山の名物ともなっているのです。

伝統と革新の融合

今回のリニューアルでは、創業当初のカスタードクリーム製法を復活させました。銅釜を用いた伝統的な手法は、卵やバニラの香りを残しつつ、滑らかで懐かしい味を実現することができます。まるでお母さんが愛情を込めて作ったお菓子のような、優しい味わいを大切にしています。

こだわり抜いた製造過程

新しいワッフルは、手作りの美味しさを追求した「人手製法」により作られています。高炉で時間をかけて焼かれたやわらかな皮の中に、手間ひまかけたカスタードクリームが詰め込まれています。そのため、食感や香りは、昔懐かしい家庭の味を感じさせるものとなっています。また、個包装も中身が見えるデザインにリニューアルされ、創業当時の包装紙をモチーフにした専用箱に包まれています。