岡山大学がジェトロと連携しグローバル人材育成セミナーを開催
2024年9月12日、岡山大学のグローバル人材育成特別コースは、ジェトロ岡山と協力して「クラフトマンシップ光る!メイドイン岡山の逸品×海外展開プロジェクト」をテーマにした特別セミナーを開きました。このイベントは、国内外における岡山のブランド価値を高める重要な取り組みの一環として、参加者にとっても貴重な経験となりました。
セミナーの目的と背景
このセミナーは、国際交流と地域産業の発展を促進することを目的としています。岡山大学は、業界団体との連携を強化し、学生にグローバルな視点を持たせることで、次世代のリーダーを育成することを目指しています。特に、昨年に引き続き開催された今年度のセミナーでは、農学部や薬学部、文学部から選抜された学生たちが参加しました。
開催の様子
セミナーは、まずジェトロ岡山の渕田裕介所長からの挨拶で始まり、その後、専門の講師である山本明佳係長が講演を行いました。彼はジェトロの役割や機能、特に「デニムプロジェクト」や「Craftsmanshipプロジェクト」を通じて地域製品が海外市場にどのように展開されるかについて詳しく説明しました。
前半では、元々のジェトロが設立された背景や現在の業務内容、さらには岡山の製品が国際市場で成功するための戦略に焦点が当てられました。地域企業が抱える課題や、その解決策についても議論され、学生たちにとっては多くの学びを得ることができました。
グループ活動と成果発表
セミナーの後半には、参加者は二つのグループに分かれ、岡山の伝統的な工芸品である備前焼と地元で作られるデニム製品の海外展開戦略をブレインストーミングしました。参加者はPCを使って情報を収集し、それぞれの製品をどの国や地域にどのように売り込み、いかにブランドを確立するかについて具体的な戦略を提案しました。興味深いアイディアや新たな視点が次々と発表され、活発な議論が交わされました。
最後に、参加者はそれぞれの体験や感じたこと、海外展開の難しさや楽しさについて発表し、積極的に講師からのフィードバックを受けていました。これにより、学生たちの意識がさらに高まったと考えられます。
今後の取り組み
岡山大学のグローバル人材育成特別コースは、今後もこのようなセミナーを通じて学生たちの国際的な視野を広げ、地域社会の発展に寄与できる人材を育成していく計画です。これは、三者の包括連携協定に基づくものであり、連携をもとに地元企業のインターンシップ機会を提供することも視野に入れています。
岡山大学は、持続可能な社会の実現に向けて、教育の質をさらに向上させる活動を推進していくことでしょう。学生たちが実際に地域企業と連携しながら、グローバルなビジネスの現場を体験し、学びを深めることが期待されています。