新たな働き方の提案
2022-08-14 12:00:01

休職中・離職中の方に新しい働き方を提案する店舗がオープン

新たな働き方を提案する店舗がオープン



大阪市で、休職中や離職中の方々が自分のペースで働くことができる期間限定の飲食店「空白冰菓店」と「休息日のバター」がオープンしました。これらの店舗は、一般社団法人NIMO ALCAMOが運営しており、コロナ禍での環境変化により悩む人々に向けた新たなキャリアの可能性を提示します。

しごとの間借りプロジェクト



このプロジェクトは、飲食店の空いている時間帯を借りて運営するというシステムで、スタッフは専門家のサポートのもと、アルバイトとボランティアの中間的な働き方を体験することができます。具体的には、スタッフがゼロから店舗を立ち上げ、かき氷とカレーの2チームに分かれ、商品開発を行った結果、これらの店舗が誕生しました。

台湾かき氷専門店「空白冰菓店」



「空白冰菓店」の名には、働くスタッフがキャリアの空白期間を有意義なものにし、同時にお客様には忙しい日常から離れた「空白の時間」を提供したいという願いが込められています。提供されるのは、台湾式のかき氷「雪花冰(シュエファービン)」で、特色ある「香杏仁烏龍冰(アンニンウーロンビン)」や「芒果優格冰(マンゴーヨゥグビン)」などを楽しむことができます。営業日は毎週水曜日、営業時間は13時から17時です。

バターカレー専門店「休息日のバター」



「休息日のバター」は、バターの香りに包まれる幸福感をテーマにした店舗です。こちらでは、バターチキンカレーとインドのデニッシュパン「パラタ」のセットメニューのみを提供し、オリジナルのフレーバーバターをトッピングすることで、豊かな味わいを楽しむことができます。営業日は毎週木曜日、営業時間は12時から15時までです。

対話と自己理解のプログラム



このプロジェクトでは、店舗運営だけでなく、参加者が自己理解を深めるためのプログラムも実施されています。定期的な対話を行い、さまざまな役割を体験する中で、自分自身の価値観を見つめ直すことができます。これにより、プロジェクト終了後のキャリア選択に向けた準備も進められます。

プロジェクトの意義



一般社団法人NIMO ALCAMOは、休職や離職中の人々が「軽い負荷で働ける機会」がどれほど少ないかに着目し、このプロジェクトを開始しました。多くの応募から選ばれた7名の参加者は、メンタル的な負荷から職場を離れた方々であり、彼らに新たなキャリアに向けた一歩を踏み出すきっかけを提供しています。参加者は業務委託契約を結び、売上の一部を報酬として受け取る形式で、無理なく自分のペースで働くことができます。

この取り組みを通じて、参加者は「アルバイトとボランティアのあいだ」という新しい形の中間的就労を経験し、自己肯定感を高め、次のステップへ進む力を蓄えることを目指しています。

終わりに



このように、休職中や離職中の人々が安心して自分のペースで働ける居場所を提供する「空白冰菓店」と「休息日のバター」は、今後のキャリア形成にのぞむ活動の場として大いに期待されます。これまでのキャリアの空白期間をマイナスと捉えず、新たな挑戦の機会とする姿勢が求められています。

是非この機会に、特別な飲食体験を通じて新しい働き方に触れてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
一般社団法人NIMO ALCAMO
住所
大阪府大阪市東住吉区南田辺1-1-10nimoalcamo
電話番号
080-5700-1186

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