宮崎県立高千穂高等学校における特別授業
2024年10月29日、宮崎県立高千穂高等学校で「知って、肝炎プロジェクト」の特別授業が開催されました。これは、肝炎ウイルスの検査受検の重要性を高校生に伝えることを目的としており、特別サポーターとして佐藤三兄弟の嘉人さん、綾人さん、颯人さん、そして「健康一番プロジェクト」のMaasa氏が参加しました。このイベントは、肝炎に関する正しい知識を高めるための貴重な機会となりました。
永田賢治先生からの重要なメッセージ
授業の冒頭では、宮崎大学医学部の永田賢治先生が肝炎についての講義を行い、肝臓の役割や肝炎による病気の原因、症状について詳しく説明しました。特に注目すべきは、2022年の統計で、宮崎県の肝臓がん死亡率が男性で全国ワースト1位であるという厳しい現状でした。生徒たちはこの事実に驚きながらも、予防が可能であること、そして早期発見の重要性を理解しました。永田先生の話は生徒たちの意欲をさらに高め、その後のディスカッションへとつながっていきました。
高校生達のディスカッション
ディスカッションでは、生徒たちは4つのグループに分かれて「肝炎や肝炎ウイルス検査を多くの人に自分事として捉えてもらうためにはどうしたらよいか」というテーマについて議論しました。それぞれのグループから、多くの独自で創造的なアイデアが飛び出しました。以下に、各グループの発表内容を紹介します。
グループ①
回覧板を活用し、肝炎ウイルス検査の利点を周知することで、多くの人に行動を促せると提案しました。
グループ②
肝炎ウイルス検査に行くことでポイントを得られる施策や、SNSでの情報発信を通じて、実際に肝炎に苦しんだ人の事例を紹介して身近に感じてもらうことが重要だと考えました。
グループ③
テーマパークの楽しさを肝炎啓発に結びつけ、漫画としてSNSで発信するアイデアが生まれました。
グループ④
肝炎にかかった人の体験談をSNSでシェアし、肝炎ウイルス検査の受検を促進する運動を提案しました。
サポーターからのメッセージ
ディスカッションの後、佐藤三兄弟の嘉人氏は生徒たちの新しい発想に驚嘆し、Facebookや回覧板など、彼らの世代ではないPR方法に触れたことを嬉しく思いました。また、肝炎は放っておくと深刻な問題に繋がるため、家族に検査の重要性を声掛けすることを提案しました。有意義な時間となったことを強調し、参加者への感謝の意を示しました。
Maasa氏も生徒たちの斬新なアイデアを高く評価し、「この経験を今後の活動に活かしていきたい」と語りました。肝炎についての理解がさらに深まり、啓発活動への参加意欲が高まる一日となりました。
開催概要
- - 催事名: 「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」in 宮崎県立高千穂高等学校
- - 日時: 2024年10月29日(火)
- - 場所: 宮崎県立高千穂高等高校(宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1234)
- - 出席者: 「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター佐藤三兄弟(綾人、颯人、嘉人)、Maasa氏、永田賢治氏