JR九州のクラウド導入
2024-11-19 15:06:18

JR九州が新たな契約管理を実現するクラウド導入

JR九州が新たに採用した契約管理システム



九州旅客鉄道株式会社(JR九州)は、毎年数千件にわたる契約管理業務を効率化するために、NTTデータイントラマートのクラウド型調達・購買システム「intra-mart Procurement Cloud」を導入した。このシステムは、従来の複雑な業務フローを一元化し、オペレーションの合理化を実現することを目的としている。

クラウドシステム導入の背景



JR九州は1987年の国鉄分割・民営化以来、鉄道事業だけでなく、不動産、ホテル、流通、観光など多様な事業展開を行っている。特に、同社は「JR九州グループDX戦略2022-2024」というデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の一環として、これまでの契約業務の手続きを見直し、申請や承認作業をスムーズに行う必要性に迫られていた。従来のシステムでは、ワークフローと電子契約サービスのログインを必要とし、ユーザーからの問い合わせも多くなっていたため、業務の効率化が急務だった。

新システムの特長



「intra-mart Procurement Cloud」導入により、JR九州は以下のような利点を享受している:

  • - ワンストップでの契約手続き:年間5,000件以上の契約業務を一元化し、煩雑な処理を簡略化。これにより、業務のスピードが大幅に向上。
  • - ユーザーの利便性向上:新システムは、他のシステムへのログインが不要で、申請から決裁までのワークフローがワンストップで完結可能。
  • - モバイル決裁機能:スマートフォンからもアクセスできるため、より柔軟な業務運営が可能となり、迅速な意思決定を促進。

導入による成果



今回のシステム導入によって、JR九州は利用者数が約7,000アカウントに達し、起票から決裁までのリードタイムが大幅に短縮。その結果、業務の滞留を抑制し、アナログ業務を解消して電子契約の利用率を向上させている。今後、同社は新リース会計に適応したシステムの導入を計画しており、更なる業務の効率化を図る考えだ。

イントラマート社の役割



株式会社NTTデータイントラマートは、先進のデジタル技術を活用し、エンタープライズアプリケーションの開発をサポートしている。1998年に設立され、独自のシステム開発フレームワークやコンサルティングサービスを提供し、これまでに10,400社を超える企業に導入実績がある。これにより、イントラマート社は企業の業務改革を支援し、顧客満足度の向上に寄与している。

結論



JR九州の新しいクラウド型契約管理システムの導入は、業務効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めており、今後の企業運営において重要な役割を果たすことが期待されています。イントラマート社は、引き続きDXとビジネスモデルの変革に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社NTTデータ イントラマート
住所
電話番号

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