カーボンクレジットと個人
2023-07-01 20:43:05

日本初!個人によるカーボンクレジットの取得とその意義

日本初の試み!個人によるカーボンクレジットの取得



日本ではこれまで企業や自治体が中心となって取り組まれてきたカーボンクレジットですが、ついに個人がカーボンクレジット「J-クレジット」を取得し、資産運用の手段として保有することが実現しました。この歴史的な出来事は、日本の脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

J-クレジットの取得内容



最近、6名の個人が取得したカーボンクレジットの内容は次の通りです。まず、省エネルギーにより4名が各100t-CO2、合計で400t-CO2を取得しました。また、再生可能エネルギーを利用する2名が各100t-CO2で、合計200t-CO2を保有しています。これにより、全体で600t-CO2のカーボンクレジットが個人の手に渡ったことになります。

カーボンクレジットとは?



カーボンクレジットとは、二酸化炭素などの温室効果ガスを削減した価値を権利として認証する制度です。日本では「日本政府が運営するJ-クレジット」として知られています。2022年9月から2023年1月にかけて、東京証券取引所で試行取引が行われ、2023年10月には本格的な市場がオープンする予定です。これにより、法人や自治体だけでなく、個人でもカーボンクレジットの取得が可能となります。

脱炭素貨値とその両替所



「脱炭素貨値」という言葉は、「脱炭素な環境価値」と「貨幣」を掛け合わせた新しい概念で、これは脱炭素化支援株式会社の登録商標です。この脱炭素貨値を扱う「脱炭素貨値両替所」は、個人がカーボンクレジットを売買できる日本初のECサイトです。

このサイトでは、カーボンクレジット(J-クレジット)の購入や売却を簡単に行うことができ、売却するたびに1t-CO2の無効化が行われ、これにより脱炭素社会の実現に寄与します。さらに、需要が高まることにより、カーボンクレジットの価格が上昇し、多くのCO2削減プロジェクトが実施される循環を生み出します。

J-クレジット制度の概要



J-クレジット制度は、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入によって生まれたCO2削減量や、適切な森林管理によって吸収されたCO2を国が認証する仕組みです。この制度は引用元として経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成やカーボン・オフセットに活用されることが期待されています。

万が一、取得したカーボンクレジットを使用した場合、無効化が行われ、そのCO2削減価値は消失します。このように利用と無効化の面でも慎重に考慮する必要があります。

まとめ



個人によるカーボンクレジットの取得は、環境問題への意識が高まる中で非常に重要な試みです。脱炭素社会の実現に向けて、今後は個人の参加が増えていくことが期待されます。皆様もこの流れに注目し、新しい投資スタイルとしてカーボンクレジットに関心を持ってみてはいかがでしょうか。これからの環境価値の市場で、あなた自身も一役を担うことができるかもしれません。

会社情報

会社名
脱炭素化支援株式会社
住所
愛知県名古屋市中区金山二丁目1番4号大隅金山ビル2階
電話番号
052-684-4173

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