新社会人の働き方
2016-03-16 11:30:01
新社会人の働き方に変化、会社員と外部活動両立が求められる理由とは
新社会人の新たな働き方意識
近年、社会に出た新社会人たちが、働き方に対する意識の変化を見せています。特に、会社員という枠を超えた外部活動の希望が浮かび上がっています。ある調査によると、4人に1人が本業に加えて、別の分野での活動を望んでいるとのことです。この傾向には、どのような背景があるのでしょうか。
多様な選択肢を求める新社会人
調査の結果、最も多かった回答は「会社員として企業で働き続ける」というもので、62%がこの回答を選びました。しかし、意外にも27%の新社会人が「会社員の他に別分野での活動をする」と回答しました。これには、安定した仕事への意識が66.9%に達する一方で、自分のスキルを活かしたいという思いも強く存在していることが示されています。
ゆとり教育の影響も考慮され、若い世代は選択肢が豊富にある環境で育っています。そのため、社会の中での活躍が会社だけにとどまらず、様々な場でのスキル発揮を望む声が高まっているのです。これまでは会社に全てを依存する価値観が支配的でしたが、今や自分自身の能力を多角的に活用したいと考える背景が見え隠れします。
残業に対する厳しい目
次に調査中の質問「10年後の日本に求めること」については、49.2%が「残業しない風土作り」を求めています。これは昨今の過労問題や自殺率の上昇を受けた意識の表れでしょう。また、「仕事と家庭を両立しやすい環境」の必要性を訴える声も多く、働き方改革が急務であることがあらためて感じられます。
「残業が当たり前という考えはよくない」と語る新社会人も多く、また「過労死の社会問題にどうにか配慮してほしい」との意見も散見されます。彼らは、ただ時間に追われるのではなく、自らの時間を大切にしながら働ける環境改善をリアルに望んでいるのです。
フリーキャリアの普及
注目すべきは、30%の新社会人が「ネットを使った収益をあげる働き方」を実際に経験している点です。彼らは主にブログ運営やネットショップを通じて収入を得ようとし、個人での収益化を積極的に目指しています。この傾向が強いことから、自由な働き方を求める姿勢が確認できるのです。
さらに、「貯金をするため」という理由が51.2%と最も多く、経済的な安定を求めつつ、自分の興味も追求しようとしています。こうした姿勢は、これまではあまり見られなかった新たな働き方の形を生み出しています。
まとめ
新社会人たちの働き方に対する高い意識は、彼ら自身の選択肢が広がったことが一因とされています。会社だけでなく、自己実現の場を求める彼らが今後、日本の働き方改革を進める中核になる可能性は大いにあります。そして、インターネット時代の恩恵を受け、収益を自分で得るフリーキャリアは、これからおそらく急成長していくことでしょう。今後、彼らの働き方がどのような変化をもたらすのか、目が離せません。
新社会人が描く未来は、従来の常識に縛られない新しい日本を形成する要素になるかもしれません。今後も、彼らの意識や行動が日本の労働環境にどのような影響を及ぼすのか注目し続けていきたいと思います。
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