インクルーシブ教育教材コンテスト入賞作品発表
2024年、全日本学校教材教具協同組合と筑波大学附属大塚特別支援学校は共催で「第2回インクルーシブ教育教材コンテスト」を開催しました。このコンテストには176点もの応募があり、その中から9作品が入賞いたしました。このコンテストは、優れた教育教材の開発を促進し、特別支援教育における学びの質を向上させることを目的としています。
入賞作品の概要
最優秀賞は2025年2月21日に行われる表彰式で決定されます。それに向けて、どの作品がその栄誉を勝ち取るか、注目が集まっています。入賞作品は以下の通りです。
就学前の部
- - いじわるクイズ(愛知教育大学附属幼稚園近久あゆみ)
ねらいとして、楽しみながら言葉の発達を促進する仕掛けが盛り込まれています。
小学生(知的障害)の部
- - ぴったり10カード(札幌市立手稲鉄北小学校小林涼介)
これは遊びを通じて足し算や引き算を学ぶことができる教材です。
- - きょうはしんでんずけんさ(香川県立聴覚支援学校上城あずさ)
心電図検査の手順を楽しく学べる動画教材です。
小学生(発達障害)の部
- - 促音・拗音遊びカード(石巻市立鹿妻小学校三浦文恵)
読み書きに苦手意識を持つ子どもたちが楽しむことができる教材です。
- - 作図マスター三角定規(浜松市立赤佐小学校中村恭子)
作図をサポートするための教材が提案されています。
中学生の部
- - オリジナル防災バッグを作ろう(京都市立西総合支援学校竹田一哉)
防災意識を育てる特別な教材です。
高校生の部
- - やりくりシミュレーションシート(高知県立中村特別支援学校北村三枝)
金銭感覚を身につけるための実践的な教材です。
福祉・一般の部
助詞を楽しく学べる文章作成教材です。
日本文化を体験することを目的とした教材です。
審査・表彰式の詳細
最終審査及び表彰式は2025年2月21日(金)に浦安ブライトンホテル東京ベイで行われ、入賞作品のプレゼンテーションも予定されています。また、入賞作品に対しては、各種賞金や特典が用意されています。最優秀賞には10万円分の教材が贈られ、さらに表彰状や記念トロフィーも授与されます。
まとめ
このコンテストを通じて、多くの創意工夫が凝らされた教材が誕生し、特別支援教育の現場に新しい風を吹き込むことが期待されています。興味のある方は、是非公式HPやInstagram等をご覧になってください。教育現場に新しい学びを提供するこのコンテストが、今後も素晴らしい教育教材を生み出す場であり続けることを願っています。