高精度3D解剖アトラス「IVALA LEARN」が日本で展開スタート

高精度3D解剖アトラス「IVALA LEARN」の日本展開

日本国内において、EDUWARD PressとVINグループが共同で、革新的な3D解剖アトラス「IVALA LEARN」の展開を発表しました。獣医療教育において、従来の方法では難しかった学習の課題を解消するための画期的なツールです。

解剖学教育の新たな挑戦

獣医療に必要不可欠な解剖学の理解は、多くの学生や専門家にとってハードルの高い課題です。実習の機会が限られ、平面的な教材では実際の構造を把握することが難しい現状。しかし、IVALA LEARNならば、高精度な3Dモデルを利用して、動物の内部構造をリアルタイムで観察することができます。これにより、学習者は多角的にその構造を理解し、必要な知識を深めることが可能になります。

技術の力で学びを促進

IVALA LEARNの最大の特徴は、鮮やかなグラフィックによるリアルな解剖像。詳細な3Dグラフィックは、実物に近い質感を実現し、より正確なイメージを得ることができます。シンプルな操作が可能で、骨格、筋肉、臓器を360度観察可能です。また、各臓器に関する詳細な解説も用意されており、複雑な解剖学を身近に感じることができます。

学びの場は限られない

このアトラスは大学や臨床現場での利用も想定されており、手術の予習や復習はもちろん、オーナーへのインフォームの場面でも活躍します。解剖学の基礎をしっかりと学ぶための新しいリソースとして、獣医師の育成に貢献することでしょう。

料金と利用方法

IVALA LEARNの利用には、EDUONE Passへの登録が必要です。一般利用者は年18,000円の料金が設定されていますが、学生に関しては無料で利用できる特典があります。専用のサービスサイトにて、簡単に申し込むことができるので、興味のある方は確認してみてください。

IVALA LEARNの創設者Taimur Alavi氏は、日本語での提供開始に関して、「最高の学習体験を提供できることを嬉しく思っています。解剖学への理解を深めるために、多くの方にこのツールが役立つことを確信しています」と述べています。また、麻布大学の高木哲教授も、平面的な図では掴みにくい三次元的な構造を手軽に確認できることがIVALA LEARNの特長であるとし、学生の学習に大いに役立つことを強調しています。

高精度の3D解剖アトラス「IVALA LEARN」は、獣医学教育の新たな一歩として、多くの学生や専門家に利用されることでしょう。今後の展開に期待が高まります。