アンコンかるた特集
2025-03-12 10:57:46

全国の小・中学生が参加した「アンコンかるた」に注目!

一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所は、子どもたちに無意識に持つ思い込み、つまり「アンコンシャスバイアス」への気づきを促すために、特別なプロジェクトを展開しました。その名も「アンコンかるた」。このプロジェクトは、子どもたちが楽しみながら学べるかるたを通じて、アンコンへの理解を深めることを目的としています。

2024年11月1日から2025年1月31日までの間、全国の小・中学生を対象に作品を募集したところ、なんと189作品もの応募が寄せられました。様々な背景を持つ子どもたちから集められたこれらの作品は、特設サイトで「あ」から「ん」までの各代表作を公開しています。各作品には、子どもたちの真剣な思いが込められており、日常の体験を元にしたものが多く見受けられました。

アンコンシャスバイアスは、私たちが日常生活の中で何気なく持つ偏見や思い込みを指します。この概念は多くの人に影響を与え、時にはコミュニケーションの障害になりかねません。したがって、子どもたちにこのバイアスについて知識を深めさせ、より広い視野を持ってほしいという思いから、「アンコンかるた」が誕生しました。

特設サイトでは、各作品とともにそれに込められた思いが紹介されています。作者たちの気持ちや体験は、多くの人にとっても大切な気づきの瞬間を提供します。たとえば、ある作品では自分自身の特性を受け入れることの重要性が描かれており、他の作品では周りの人への理解を深める視点が強調されています。

また、特設サイトで公開されている「アンコンかるた」46作品は、小・中学校の先生方からの要望に応じてPDF形式で無償提供されることが決まりました。これは授業での道徳教育や総合学習、キャリア教育など、さまざまなシーンで活用できる貴重な教材となります。教師たちは、このかるたを使い、子どもたちにアンコンについての話を広げる手助けをすることができます。

このかるたプロジェクトの背後には、子どもたちが自身の無意識の思い込みを振り返り、より自覚的な社会の一員として成長することを望む意図があります。北海道から九州に至るまで、全国の小・中学生の作品が集まった「アンコンかるた」は、今後の教育の現場で活用され、子どもたちやその周囲の大人たちによって少しずつ理解が深まっていくことでしょう。

プロジェクトを立ち上げた守屋智敬氏は、「多くの作品が集まり、皆の思いを知ることができたことに感謝しています。このかるたを使って、もっと多くの人にアンコンについて考えてほしい」とコメントしています。アンコンかるたの魅力は、ただの遊びにとどまらず、教育的な側面も持ち合わせており、子どもたち自身が自らを見つめ直すきっかけを提供します。

今後、アンコンシャスバイアス研究所では、さらに多様な教材の開発や授業の提供を行い、子どもたちと大人が共に学び直す場を創り出していくことに力を入れていく予定です。そして、アンコンかるたを通じた学びが、今を生きる世代だけでなく、未来を担う世代にも引き継がれていくことを願っています。

アンコンかるたは、教育界に新しい風を吹き込む一助となるでしょう。子どもたちが持つ素直な感性によって作り出されたこのプロジェクトは、今後ますます広がりを見せることが期待されます。興味のある方は、ぜひ特設サイトを訪れ、作品の詳細や申し込み方法について確認してみてください。


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会社情報

会社名
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所
住所
東京都港区南青山2丁目
電話番号

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