JR東海が地域と連携する新たな取り組み
JR東海グループが2023年6月28日にオープンした新サイト「conomichi(コノミチ)」は、地域活性化を目指した新しい試みです。このサイトは、「関係人口」を創出するためのプラットフォームとして設計されており、地域と様々な形で関わる人々を結びつけることを目指しています。
関係人口とは?
関係人口は、一見、移住した「定住人口」や観光で訪れる「交流人口」とは異なる概念です。これは、地域に継続的に関わりを持ち、地域の文化や社会課題に対して理解を深め、貢献できる人々を指します。特に人口減少や高齢化といった地域の課題が深刻になる中で、この関係人口の創出が期待されています。
conomichiの概要
サイトの構造はシンプルで利用者が簡単にアクセスできるようになっています。URLは
こちらにて確認できます。コンセプトは、訪れた先での新しい発見と人々との交流を通じて、共に地域の個性を楽しむことです。地域の課題を理解し、住民と共に楽しみながら解決に取り組む企画が展開される予定です。
サイト名「conomichi」は「co(共に)」と「michi(未知)」を組み合わせた造語で、地域の人々と訪問者が共に新たな道を歩んでいく様子を象徴しています。この名称には、地域に新しい価値をもたらし、人々が結びつくことへの願いが込められています。
オープン記念キャンペーン
「conomichi」のオープンを記念し、2023年6月28日から7月31日までの期間中、コンテンツに申し込んだ全員に1,000ポイントをプレゼントするキャンペーンが行われます。このポイントはJR東海のECサイトで利用できます。
連携パートナーの募集
本サイトでは、沿線地域はもちろん、JR東海の駅がない地域からも連携パートナーを募集中です。この取り組みに興味のある自治体や事業者は、サイト内の専用フォームから問い合わせが可能です。すでに中津川市と飯田市が参加し、地域の魅力を引き出す活動に取り組むことを表明しています。
関係人口創出に向けた具体的な取り組み
conomichiでは、地域課題を解決するための様々なイベントやアクティビティが計画されています。たとえば、中津川市では栗に関するイベントがあり、放置竹林の問題を解決するためのワークショップが飯田市で開催されます。これにより、地域の人々と参加者が共に問題を理解し、楽しみながら解決法を考える機会を提供します。
- - 栗を使ったランチ体験(中津川市): 栗農家と協力し、栗拾いや皮むきを行いながら、栗の美味しさを再発見するイベントが企画されています。
- - 竹灯篭づくりワークショップ(飯田市): 放置竹林の整備を兼ねたワークショップが実施され、竹を使った楽しみ方を学びながら地域貢献を目指します。
まとめ
JR東海グループの新しい取り組み「conomichi」は、地域と関わる新しいスタイルの「関係人口」を創出し、持続可能な地域づくりを促進することを目的としています。このサイトを通じて、訪れる人々が地域との新たなつながりを築き、共に成長することを期待しています。