仙台の新たな発酵体験『Yeastology』シリーズ始動
仙台駅の中心に位置する醸造所、SENDAI STATION BREWERY Fermenteria(ファーメンテリア)を運営する勝花藏株式会社が、新作『Yeastology(イーストロジー)』シリーズの発売を発表しました。このシリーズは2025年7月1日から順次発売予定です。
Yeastologyシリーズの特徴
この『Yeastology』シリーズは、酵母を学び、酵母から学ぶというコンセプトのもと、清酒以外の多様な酵母を使用し、米と麹を駆使した酒造りを通して新しい発酵の世界を切り開こうとしています。異なる酵母が米と麹の舞台の上でどのように生き生きと表現をするかを探求し、微生物たちの小さな宇宙の営みに耳を傾けながら、一つの酒を醸し出します。
第1弾『Yeastology 01 NOVALAGER』
シリーズの第一作目となる『NOVALAGER』は、ハイブリッドラガー酵母を使用しています。この酵母はクリーンで洗練された味わいを持ち、発酵によってホップの香り、特にシムコーホップからのフローラルなアロマを引き出します。飲むと、澄んだ印象と共に静かな奥行きを感じさせる一杯になります。高品質な海の恵みがつまっているこの新作は、酵母が引き出す香りの扉を開き、その先に広がる新しい風景を心ゆくまで楽しんでいただけるでしょう。
商品詳細
- - 品目: その他の醸造酒
- - 原材料: 米(宮城県産ひとめぼれ)、米麹(国産米)、ホップ
- - 精米歩合: 60%
- - アルコール分: 5%
- - 小売価格: 2800円(税込)
第2弾『Yeastology 02 PHILLY SOUR』
続いて登場する第二作目『PHILLY SOUR』では、発酵過程で乳酸を生成するPHILLY SOUR酵母を使用し、乳酸添加なしで酸味を生み出す表現に挑戦しました。この作品は瑞々しい酸に熟した果実のような香りが重なり、酸と香りの美しい調和を生み出しています。静かに描かれた酸の輪郭を味わってみてください。
商品詳細
- - 品目: その他の醸造酒
- - 原材料: 米(宮城県産ひとめぼれ)、米麹(国産米)、ホップ
- - 精米歩合: 60%
- - アルコール分: 5%
- - 小売価格: 2800円(税込)
ラベルデザイン
新作のラベルには、代表の伊澤が手描きした小さな宇宙船のイラストが描かれ、未知の発酵空間「ミクロコスモス」をテーマにしています。Fermenteriaのチームが宇宙船に乗り込んで探検をする様子が見て取れます。
発売スケジュール
これらの新作は、仙台駅のステンドグラス前催事で開催される「夏のお酒とおつまみフェア」にて試飲販売が実施されます。
- - 期間: 2025年7月1日(火)~7日(月)
- - 時間: 10:00~20:00 (最終日は19:00まで)
- - 場所: 仙台駅2階 ステンドグラス前 Fermenteriaブース
また、オンラインショップでも限定セット販売が行われます。こちらは清酒酵母を使用したスパークリングも含む3本セットで提供され、各酵母の個性を一度に体験できます。
- - 受付開始: 2025年6月30日(月)
- - 発送時期: 7月中旬以降、順次発送
今後の展開
これまでの『NOVALAGER』および『PHILLY SOUR』は宮城県産ひとめぼれ米を使用し、それぞれ独自の発酵を追求しています。Fermenteriaチームは今後も新たな発酵体験を提供し、魅力的な商品を開発していく計画です。
勝花藏株式会社は、地域とともに成長し、消費者に新しい美味しさを届けることを目指しています。興味のある方は、ぜひFermenteriaのオンラインショップをご覧ください。