日本MITベンチャーフォーラム ビジネスプラン発表会
特定非営利活動法人である日本MITベンチャーフォーラム(MIT-VFJ)が主催するビジネスプラン発表会が、2025年11月1日(土)に虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー CIC Tokyoで開催されます。午後1時から始まるこのイベントでは、選ばれた5名の起業家がそれぞれのビジネスプランを発表します。このイベントは事前登録により誰でも無料で参加可能です。
MIT-VFJは1999年から毎年ビジネスプランコンテストを開催しており、近年はメンタリングに重きを置いたプログラムに進化しています。特に2021年以降は、名前を「ベンチャーメンタリングプログラム(VMP)」に改め、起業家の成長をサポートすることを目的としたコンテストとしています。
メンタリングプログラムの特徴
このプログラムは、MIT-VFJが選出した起業家に対して無償でビジネスプランのブラッシュアップの機会を提供します。参加者は、著名なメンターと協力しながら、起業アイデアの精度を高めていきます。メンタリングは、1泊2日の合宿を含め、約3か月間にわたって行われ、最終的には公開プレゼンテーションが実施されます。日本国内外から寄せられた応募の中から、書類及びプレゼンテーション審査を経て選ばれた5名の起業家が自らのプランを発表します。
プランの内容と発表者たち
以下に、発表予定の起業家とそのビジネスプランの概要を紹介します。
柳澤 徳久(ヒートフラックス株式会社)
「次世代の薄膜でフレキシブル性がある平面発熱シートヒーター」。HeatFluxは薄さ40µmのシートヒーターを提供し、省エネルギー化や均一な発熱を実現。寒冷地域やオフグリッドエリアで暖かさをもたらします。
青山 優介(ドメーヌ・アサノハ)
「ジャパニーズワイン」を世界へ届ける取り組み。和食とコラボすることで、シャインマスカットを用いたオレンジワインを展開し、持続可能なワイン製造を目指します。
飛田 貴大(株式会社pHydrogen)
「グリーン水素の価格低減を目指す海水電解システム」。海水を用いた新しい水素製造を展開し、中東やインドでの製造にも対応することを計画しています。
谷津 孝啓(株式会社IRODORI)
「中高生向けのスマートフォンアプリ『ワガママLab』」。地域の課題を解決するプログラムとして、マサチューセッツ工科大学が提供するMIT App Inventorを利用して開発を進めます。
實廣 亜希子(株式会社Ani-lience)
「愛犬・愛猫のための歯周病リスクチェックキット」を提供。飼い主が自宅で簡単に口腔健康を確認できるキットを通じてペットの健康寿命を延ばす助けとなります。
イベントの詳細
開催日時
2025年11月1日(土) 13:00~17:00
開催場所
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー CIC Tokyo(日比谷線『虎ノ門ヒルズ駅』直結)
参加費
無料
参加方法
参加希望者は、
こちらのURLから事前申し込みを行ってください。オンライン参加者には別途参加用URLが案内されます。
タイムスケジュール(予定)
- - 13:00~ 開会のご挨拶(MIT-VFJ 理事長)
- - 13:10~ ビジネスプランの公開プレゼンテーション(5件)
- - 16:00~ 各賞・協賛会社賞の発表・講評
その背景とミッション
日本MITベンチャーフォーラムは、米国マサチューセッツ工科大学の卒業生と有志たちによって1999年に設立されました。特に「アントレプレナーシップ」の価値発信を使命とし、起業家のネットワーキングや知識の共有を実現するため、毎年このような場を設けています。この活動を通じて、起業家を支える豊かなコミュニティの創出にも力を入れています。私たちは、このビジネスプラン発表会を通じて、日本及び世界中の起業家にとっての価値あるプラットフォームを提供します。