3Dプリンター新ノズル
2024-07-23 15:11:26

新たな3Dプリンター用精密ノズル「kaika1mm」の登場とその特長

新たな3Dプリンター用精密ノズル「kaika1mm」の登場



テクダイヤ株式会社が、2024年7月29日から発売する3Dプリンター用精密ノズル「kaika1mm」を発表しました。この新製品は、3Dプリンターの可能性をさらに広げるために開発されたもので、特に大口径ノズルによる高精度造形が可能なのが大きな特長です。

「kaika」に施された革新的な設計



今回の「kaika1mmノズル」は、従来のkaikaの設計に改良を加えたもので、これにより2箇所での流動性向上が実現されています。具体的には、以下の2つの新しい流動設計が導入されています。

1. ダイスウェルコントロール:先端ストレート設計



大口径ノズルでは、通常、先端が短いためにダイスウェルが大きくなりがちで、吐出幅が太くなるのが問題でした。しかし、「kaika1mmノズル」では、先端ストレート部を2mmと設計し、ダイスウェルの影響を最小限に抑えています。この設計により、吐出幅が安定し、予想通りの造形が実現しています。

2. 角のない内部形状:滑らかな流路の確保



また、従来の30度テーパー形状を保持しつつ、さらに流路を滑らかにするために、角アール加工が2箇所に施されました。これにより、ノズル内部は砂時計のような形状となり、材料がまっすぐ安定して吐出される特性を持っています。

造形の高速化と高い品質



大口径ノズルには通常、造形時間の短縮や強度のある造形が可能という利点がありますが、一方で糸引きや造形品質の低下という課題がありました。しかし、「kaika1mmノズル」は、これらの課題を克服しており、大口径ノズルのメリットを生かしつつ、高品質な造形が可能です。

商品情報



  • - 販売開始日:2024年7月29日(月)13:00
  • - 販売先
- kaika オンラインショップ
- Amazon

テクダイヤ株式会社について



テクダイヤ株式会社は1976年に設立され、東京都港区を本社に持ち、海外にも6か国に営業所があります。また、フィリピンのセブ島に製造工場を設け、精密機械加工やセラミック応用技術を駆使した電子部品の製造・販売を行っています。特に、ディスペンサーノズルにおいては大手スマートフォンメーカーからの信頼を受け、世界的なシェアを持っています。

「kaika」はその技術を生かしており、ホビーユースだけでなく、バイオマテリアルプリンティングや航空宇宙、自動車産業においても高い性能を発揮しています。

会社概要



  • - 社名:テクダイヤ株式会社
  • - 代表者:小山真吾
  • - 所在地:東京都港区芝浦4-9-25 芝浦スクエアビル17階
  • - TEL:03-5765-5400
  • - FAX:03-5765-5404
  • - URLテクダイヤ公式サイト
  • - MAIL[email protected]

この新しいノズルの発表は、3Dプリンターユーザーにとって待望のものであり、今後の造形技術の進歩に大きく寄与することが期待されます。


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