中途入社に求められる能力
2023-01-31 09:48:53

576人が回答!中途入社の上司・部下に本当に求められる能力とは?

中途入社の上司・部下に求められる能力とは?576名からの声



近年、転職市場の活性化に伴い、中途入社する社員の数は増加傾向にあります。企業側も、経験豊富な人材の確保に力を入れていますが、同時に「本当に求める能力」を見極めることが重要になっています。そこで、20代から50代の会社員576名(男性389名、女性173名)を対象に、「中途入社する上司・部下に何を求めますか?」というアンケート調査を実施しました。

コミュニケーション力はどの業界でも必須



アンケート結果によると、上司と部下双方において「コミュニケーション力」が最も求められる能力として挙げられました。上司においては46%、部下においては55%もの人がコミュニケーション力を重視しており、その重要性が浮き彫りになっています。

これは、円滑な職場環境を構築し、チームワークを促進するために不可欠な要素だからです。特にリモートワークの増加によって、コミュニケーションの重要性はますます高まっていると考えられます。

部下に求められるもの:熱意と協調性



コミュニケーション力に加え、部下に対しては「仕事への熱意・情熱」「協調性・気配り」も高い割合で求められています。上司は、部下のモチベーションやチームワークを重視し、積極的に仕事に取り組む姿勢を期待していることが分かります。

上司に求められるもの:リーダーシップとマネジメント力



一方、上司に対しては「リーダーシップ」「マネジメント力」が重要な要素として挙げられています。チームをまとめ、目標達成へ導く能力が、企業にとって不可欠であることを示唆しています。また、業界によっては「業務に必要な知識・スキル」や「業界の知識・理解」が重視される傾向も確認されました。

業界別に見る求める能力の違い



業界別に見てみると、IT・通信業界では「リーダーシップ」と「決断力」が上司に、そして「コミュニケーション力」と「仕事への熱意・情熱」が部下に特に求められています。これは、変化の速いIT業界において、迅速な意思決定と高いモチベーションが不可欠であることを反映していると考えられます。

メーカー業界では、「業務に必要な知識・スキル」が上司に求められる傾向が強く、即戦力としての能力が重視されていることがわかります。一方、建設・プラント・不動産業界では、「業務に必要な知識・スキル」と「業界の知識・理解」が上司に、そして「礼儀正しさ」が部下に求められる傾向が見られました。

小売・外食業界では、「リーダーシップ」と「柔軟性・臨機応変な対応力」が上司に、「礼儀正しさ」と「誠実さ」が部下に求められています。顧客との接点が非常に多いこれらの業界では、柔軟な対応力と誠実な姿勢が重要視されていると言えるでしょう。

スキルよりもスタンスを重視する傾向



今回のアンケートでは、スキル面よりも「スタンス」を重視する傾向が強く見られました。コミュニケーション能力や誠実さ、熱意といった、個人の姿勢や働き方に対する評価が高いことがわかります。これは、企業が単なるスキルだけでなく、企業文化にフィットし、長く活躍できる人材を求めていることを示唆しています。

まとめ



中途入社においては、コミュニケーション能力がどの業界でも最も重要視されています。しかし、それに加えて、業界や職種によって求められる能力は多様であることが分かりました。企業は、自社の求める能力を明確に理解し、採用活動を進めることが重要です。そして、求職者も、自身の強みやスキルを理解し、適切な企業を選択することが成功への鍵となるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社スタジオテイル
住所
東京都新宿区西新宿8‐14‐27‐603
電話番号
090-9832-8780

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。