「first call」が徳島県教員のメンタルヘルスを支える!オンライン産業医面接指導強化業務に採択
メドピア株式会社の子会社である株式会社Mediplatは、徳島県教育委員会が実施した「令和6年度オンライン産業医面接指導強化業務」に採択されました。
同社が提供するクラウド型健康管理サービス「first call」は、徳島県内の県立学校の教員に向けて提供され、オンライン面接指導機能を用いた心身の健康サポートが開始されます。
教員の働き方改革とメンタルヘルスの課題
文部科学省は、教員の働き方改革の一環として、2019年1月に「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」を定めました。このガイドラインでは、教員の残業時間を月45時間を超えないようにすることが目安となっています。
しかしながら、ガイドライン制定後も、教員の労働環境は改善傾向にあるものの、長時間労働が依然として課題として残っています。文部科学省の調査によると、中学校では77.1%、小学校では64.5%の教員が、月45時間を超える残業をしていることが明らかになっています。さらに、精神疾患で休職する教員数も増加傾向にあり、健康問題に伴う離職や休職が深刻化しています。
このような状況下、徳島県教育委員会は、教員のメンタルヘルス対策として、「令和6年度オンライン産業医面接指導強化業務」を公募し、Mediplatが採択されました。
「first call」を活用したオンライン面接指導
今回の取り組みでは、徳島県内の県立学校の教員のうち、時間外在校時間が長い教員を対象に、「first call」のオンライン面接指導機能を活用し、Mediplatが契約する産業医との面談を実施します。
面談では、教員の健康状態を把握し、必要に応じて職場環境の改善を図ることで、メンタルヘルスの悪化を防ぐことを目的としています。
オンライン面接指導のメリット
「first call」のオンライン面接指導機能は、以下のようなメリットがあります。
時間や場所を選ばずに面談できる: 教員は、授業や業務の合間に、自分の都合の良い時間と場所で、産業医との面談を受けることができます。
プライバシー保護: オンラインでの面談は、対面での面談に比べてプライバシーを保護することができます。
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面談受診率の向上: オンラインでの面談は、従来の対面での面談に比べて、受診しやすいという利点があります。
徳島県教育委員会のコメント
徳島県教育委員会は、「first call」を活用することで、教員のメンタルヘルスサポート体制の強化を期待しています。
オンラインの特性を生かした自由度の高い面談が可能となり、従来の面談体制では難しかった、時間外在校時間が長い教員への面談機会の提供や、面談受診率の向上に繋がることを期待しています。
さらに、面談後に産業医から学校長へ必要な対策を講じるよう意見を伝えることで、職場環境の改善を促進し、教員の働き方改革に貢献することを目指しています。
「first call」が提供するサービス
「first call」は、オンライン医療相談、産業医訪問・オンライン産業医面談、ストレスチェックなど、従業員の健康管理をサポートする様々なサービスを提供しています。
これらのサービスを通じて、教員のメンタルヘルスをサポートし、働き方改革を推進することで、教育現場の活性化に貢献していくことを目指しています。