Wi-Fiが届かない場所でも可能な設備の遠隔制御技術を解説するウェビナー

ウェビナー：未活用の広域エリアをスマート化する技術

急速に進化する現場のスマート化に伴い、広域エリアでの設備管理へのニーズが高まっています。特に、農業や社会インフラといった分野では、遠隔から設備を効率的に管理する技術が求められています。今般、Wi-Fiの届かない広域エリアでの設備運用を可能にするウェビナーが開催されます。

スマート化の必要性と現場の課題

昨今の人手不足や現場の省力化は喫緊の課題です。IoT技術やAI、機械学習、ビッグデータ解析などの革新が、工場やビルだけでなく農業や社会インフラまで広がっています。しかし、これらの技術を活用しようとすると、山間部の水門や遠隔地の農業用ポンプ、外部に配置された重機など、多くの技術的障壁に直面します。配線の手間や通信インフラが整備されていないこと、電源の確保が難しいといった環境的条件のため、簡単に導入できるものではありません。

LoRaWAN：省電力かつ長距離通信が可能

そこで注目されるのが、LoRaWANという通信方式です。Wi-Fiとは異なり、数kmから最大20kmの通信距離を持ちながら、長期間にわたって低消費電力で運用できます。また、通信費用がかからない点がIoT用途での人気を集めている理由の一つです。

Leyline N1：カスタマイズ自在なIoTノード

ウェビナーでは、LoRaWAN通信を基にしたコンパクトなIoTノード『Leyline N1』を紹介します。このノードは約4センチ四方と小型ながら、最大20kmの通信距離と10年の電池寿命を誇ります。また、防水・防塵・耐候性のある設計となっており、さまざまなセンサーと接続可能です。さらに、急成長する市場に対応できる柔軟性も持った製品です。この仕組みを用いることで、Wi-Fi信号が届かず、電源確保が難しい場所でも、簡単にセンサーデータを遠隔で収集し、管理することができます。

アドバネットの支援による信頼性

アドバネットは、40年以上の信頼と実績を背景に、半導体製造、交通インフラ、医療機器、通信機器など、さまざまな産業に向けた高品質な産業用コンピュータを提供しています。IoTネットワークの領域においても、顧客の仕様に応じた設計・開発・製造・保守までをワンストップで行っています。これにより、現場の課題を解決し、さらなるスマート化を実現することが可能です。