環境に配慮した新パッケージの誕生
TOPPANホールディングスの子会社であるTOPPAN株式会社は、2024年10月に水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートを使用した新しいレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージを開発しました。このパッケージは食品業界を中心に提供され、特にニップンの人気商品『オーマイ 2人前パスタソース』に採用されます。発売は2026年の3月2日から行われる予定です。
画期的なパッケージ技術
一般的に使用されているアルミ仕様のパウチに代わり、TOPPANの新しいパッケージは脱アルミ化を実現しました。そのため、電子レンジにも対応可能です。具体的には、一般的なアルミパウチと比較して、製造時のCO₂排出量を約21%も削減するとされています。また、この技術が実現するのは国内初の試みです。
この新パッケージは、環境に優しいだけでなく、利用者の要望にも応える構造になっています。環境保護の視点から、食品業界では、省資源化が急務となっており、特に電子レンジ対応パッケージへの需要が高まっています。TOPPANはこのニーズに応えるべく、自社の技術を活用して開発を進めました。
本パッケージの特長
新たに開発されたレトルトパッケージの特長は、次の通りです。
水性印刷とノンソルベントラミネートを組み合わせることで、有機溶剤を使わずCO₂や揮発性有機化合物の排出を抑制します。
高いバリア性能を持つGL BARRIERフィルムを使用することで、アルミに匹敵するバリア性を持ちながら、脱アルミ化を実現しました。
これにより、従来の包装技術では難しかった電子レンジ対応が可能になったのです。
ニップンの取り組み
ニップンは、環境に配慮したこの新しいパッケージを採用することで、消費者の期待に応えると同時に、環境負荷を軽減する施策を講じています。『オーマイ 2人前パスタソース』シリーズは、家族全員が楽しめる味をテーマに、味作りを重ねてきました。今回のリニューアルでは、パッケージを環境に優しいものに変更し、自社の環境方針を継承する形で市場に登場します。
TOPPANの今後の展望
TOPPANは食品業界をはじめとした多くのセクターで、本パッケージの提供を進めていく計画です。2027年には、関連受注を含む売上30億円を目指します。また、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートを組み合わせたパッケージ技術は、トイレタリー製品など他の用途へも活用を広げ、持続可能な社会への貢献を目指していきます。
この技術革新は、TOPPANが掲げるサステナブルな未来に向けた取り組みの一環であり、「SMARTS™」というブランド名で展開されています。
今後も、TOPPANが提供する環境配慮型パッケージの技術や製品に注目が集まるでしょう。