触覚体験ワークショップ
2024-09-18 18:57:20

視覚障害者と共に楽しむ触覚体験ワークショップが神奈川で初開催

触覚を感じる体験が生まれる場所



9月14日、神奈川県鎌倉市に位置するカルチャースペース鎌倉で、視覚に障害のある方々と健常者による共鳴の場として触覚のみで物事を感じるワークショップが開催されました。このイベントは、パルシステム共済生活協同組合連合会が「ささえあい基金」の助成団体であるユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafの協力を受けて実施したものです。

体験を通じての理解の深化



このワークショップには、20組45名の参加者が集まり、視覚を閉ざしてさまざまな体験をしました。アイマスクを装着した参加者は、鎌倉大仏の模型を手触りで確認しながら粘土を使って自らの大仏を制作する活動に取り組みました。また、点字付きの絵本を音読し、点字の凹凸を合わせるゲームを通じて、互いの感覚の違いや大切さを実感しました。

このような体験を通して、視覚障害者の方々の大切な感覚である「さわる」という行為の重要性を再認識する機会となりました。デジタル時代においても、触れることで感じられる世界の魅力があることを、参加者たちは新たに学んだのです。

「ささえあい基金」の目的と背景



「ささえあい基金」は、障害者や社会的孤立の防止を支援する市民団体やNPO法人に対して助成金を提供する制度です。2021年度に創設されたこの制度は、相互に支え合う地域社会の構築を目指しており、2023年度には20団体に対して合計1,000万円の助成が行われました。この資金は、CO・OP共済の剰余金から分配されています。

ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafについて



ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafは、視覚障害のある子どもたちと見える子どもたちが一緒に物語を楽しむことを目的に活動しています。市販の絵本を解体し、点字を盛り込んだ透明シートを挿入することで再製本した「ユニバーサル絵本」を制作し、全国に貸し出しています。代表の大下利栄子さんは、2008年からこの活動を一人で始め、多くの人々と協力しながら精力的に展開しています。

今後の展望



パルシステムグループは今後も、各種の立場にある人々との共同作業を進め、誰もが住みやすい地域を築くための努力を惜しみません。触覚を大切にすることで、我々の暮らしの中に新しい価値を見出し、互いに理解し合うための活動は今後も続いていくことでしょう。

さらに、パルシステム共済生活協同組合連合会は、地域貢献を推進し、様々な活動を行っていく所存です。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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