2026年に向けたジェイテクトの挑戦
株式会社ジェイテクトは、2026年の社長年頭挨拶を通じて、企業としての新たな目標やビジョンを示しました。社長の近藤禎人氏は、社員や取引先、株主の支援に感謝しつつ、昨年の成果を振り返りました。彼の挨拶は、ジェイテクトがどのように変革を進め、未来に備えているかを具体的に示すものでした。
ソリューション型ビジネスへの転換
ジェイテクトは昨年、社会課題に取り組む「ソリューション型ビジネス」へとビジネスモデルを変革するため、社内外の知見を集約する「ソリューション共創センター(ソリセン)」を設立しました。このセンターでは、企業と社会が直面する課題に対して、最適なソリューションを共に創り上げることを目指しています。既に、いくつかのプロジェクトが進行中で、実質的な成果を上げ始めています。
MVVの策定と浸透
また、ジェイテクトは昨年、MVV(Mission, Vision, Value)を公式に発表しました。具体的には、
- - Mission(使命):「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」
- - Vision(2030年までの目指す姿):「製造業と製造設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」
- - Value(共通の価値観):「Yes for All, by All!」
このMVVは、社内での浸透活動を通じて、社員全員が共通の目標に向かって邁進できる基盤を提供しています。近藤社長は、これを通じてステークホルダーとの関係を一層強化し、ジェイテクトの存在意義と未来への指針を再確認したと述べています。
カーボンニュートラルへの取り組み
持続可能な未来に向けた具体的なアクションも評価されています。国内の花園工場ではCNプラントの稼働が始まり、北米では再生可能エネルギーの利用を進めるための努力が行われています。これらの取り組みは、地球全体、社会、顧客への責任を果たすための一歩として重要です。
課題と未来の展望
一方で、地域戦略においては依然としていくつかの課題が残っています。特に、欧州や中国市場の低迷、北米におけるコスト改善に向けた取り組みが業績に影響を与えています。現在、北米では「内製費改善」「体質改善」「業務プロセス最適化」という3つのタスクフォースが活動を行い、2025年度末の業績正常化を目指しています。
新たな事業化へ
2026年は、第二期中期経営計画の最終年度として、特に重要な年であると近藤社長は強調します。世界経済が不安定な中でも、今回の変化は逆にソリューションプロバイダーとしての価値を発揮するチャンスとも言えます。本年は、ソリューションビジネスの本格的な事業化に向けて、一層の取り組みを進める予定です。
まとめ
最後に、ジェイテクトの全社員が「Yes for All, by All!」という共通の価値観をもとに、一丸となって挑戦を続けることが求められています。個々の力が結集すれば、どんな困難も乗り越えることができると信じています。2026年がすべての人にとって実り多き一年となることを願い、近藤社長は新年の挨拶を締めくくりました。
本年度も引き続き、ジェイテクトに期待が寄せられることでしょう。