大阪市、プラスチック一括回収に向けたヒアリングを実施!事業者から意見募集
大阪市、プラスチック一括回収に向けたヒアリングを実施!
大阪市は、2050年の脱炭素社会の実現や海洋汚染の防止に向けて、プラスチック資源の循環を加速させ、循環型社会への移行を目指しています。
この取り組みの一環として、プラスチック製容器包装廃棄物とそれ以外のプラスチック製品廃棄物の一括回収・リサイクルについて検討を進めており、その実現に向けた具体的な方策を探るため、民間事業者からの意見を募集するヒアリングを実施します。
ヒアリングでは、プラスチック資源循環法に基づいた再商品化手法や工程、費用、受入条件、スケジュールなどについて、事業者から詳細な意見を収集します。
ヒアリングの背景
近年、プラスチックごみ問題は深刻化しており、環境への影響が懸念されています。
国においては、2021年に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定され、市町村はこれまで焼却していた製品プラスチックについても、分別収集・リサイクルを行うことが義務付けられました。
大阪市では、これまで容器包装プラスチックを分別収集し、リサイクルルートを活用して資源化を進めてきましたが、製品プラスチックについては普通ごみとして焼却処理していました。
今回のヒアリングでは、容器包装プラスチックと製品プラスチックの一括回収を行い、従来のリサイクルルートに加えて、プラスチック資源循環法に基づいた新たな再商品化ルートを活用することで、プラスチックの資源循環をより一層推進するための方法を探ります。
ヒアリングの目的
今回のヒアリングでは、民間事業者の皆様から、以下の項目について意見を伺います。
再商品化手法(エネルギー回収を除く)及び再商品化工程
再商品化に要する費用や積算の考え方
受入可能条件(受入対象および基準、処理能力、荷姿、搬入条件等)
受入可能となる時期
再商品化事業の継続性に関する意見等
施設が故障した場合の受入対応
再商品化工程全体の温室効果ガス排出量の低減に向けた取組
ヒアリングの対象事業者
ヒアリングの対象となるのは、以下の要件をすべて満たす事業者です。
大阪市が収集を予定しているプラスチック類(容器包装プラスチック及び製品プラスチックの一括回収したもの)をプラスチック資源循環法に基づく再商品化計画に基づいて再商品化の実施を検討している事業者。
公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の令和5年度プラスチック製容器包装及び分別収集物再生処理事業者に登録している事業者、または、令和6年度に登録予定の事業者。
ヒアリングのスケジュール
ヒアリングのスケジュールは以下のとおりです。
質問受付期間:令和5年9月15日(金)~令和5年9月28日(木)
質問に対する回答公表:令和5年10月3日(火)
ヒアリング参加申込期間:令和5年10月3日(火)~令和5年10月13日(金)
概要書の提出期間:令和5年10月3日(火)~令和5年10月13日(金)
ヒアリング実施日時及び場所の連絡:令和5年10月17日(火)
ヒアリング実施期間:令和5年10月23日(月)~令和5年10月27日(金)
実施結果概要の公表:令和5年12月頃
ヒアリングへの参加方法
ヒアリングに参加を希望する事業者は、大阪市のホームページからヒアリング実施要領を確認の上、参加申込書と概要書を提出してください。
大阪市は、今回のヒアリングを通じて得られた意見を参考に、プラスチック一括回収に向けた具体的な方策を検討していく予定です。