からくり改善くふう展
2021-11-05 15:02:24

オンライン開催の第26回からくり改善くふう展が注目のダイバーシティと脱炭素を推進

第26回からくり改善くふう展の開催



製造業の現場において、日々の業務の中で「重い・やりづらい・危ない」といった課題に直面することが多いです。これらの問題を解決するためには、改善スキルや発想力が求められますが、実際には「時間がない」「費用がかかる」といった理由から改善は難しいことが多いです。そこで登場するのが「からくり改善」という手法です。

からくり改善の魅力


「からくり改善」とは、重力や自然エネルギーを利用し、テコや歯車などの簡単な機構を活用して製造現場の改善を図る手法です。低コストで現場のアイデアを実現できることが大きな特徴であり、それにより生産性の向上や作業環境の改善に寄与しています。他にも、女性や高齢者が活躍できる「誰でもできる作業」としての標準化を促進することで、ダイバーシティの実現にもつながっています。さらに、省エネルギーを心掛けることにより、カーボンニュートラルの目標達成への貢献も意識されています。

オンラインイベントの詳細


公益社団法人日本プラントメンテナンス協会では、1994年からこの取り組みに焦点を当てた「からくり改善くふう展」を開催しており、今年で26回目を迎えました。例年の展示会とは異なり、2021年の今回はオンラインでの開催となり、期間は11月8日から26日までの約三週間です。

イベント期間中には、2021年度の最新改善事例を含む270例の映像が公開されるほか、過去の受賞事例をもとにした特別企画も用意されています。これにより、参加者は現場の知恵と工夫を簡単に学ぶことができます。

プログラム内容


1. 現場の知恵と工夫:
2021年度の改良事例映像を通じて83社270事例を見ることができます。

2. 過去の優秀事例:
これまでの最優秀・優秀賞を受賞した42事例の映像も公開される予定です。

3. 特別企画など:
- からくり改善道場バーチャル見学会
- 昨年度受賞事例作品紹介と制作者との交流
- ダイバーシティに関連する講演会
- 専門家への相談室

映像は一作品あたり約5~10分で、製作者自らが改善の過程や機構の説明を行います。視聴者は自分の興味に応じて困りごと別や企業別に検索することができます。さらに、視聴者の投票によって優秀賞が決まるという参加型の要素もあります。

参加方法


視聴には専用のIDが必要で、これを取得することで特別企画への参加も可能となります。詳細は「からくり改善ホームページ」で確認でき、土曜日・日曜日や祝日を含む24時間視聴が可能です。

このイベントは、製造業の革新を促進し、人々の働きやすい環境づくりへとつながる重要な取り組みです。ダイバーシティや環境への貢献も強調されながら、新しいアイデアが集う場として注目を集めています。

会社情報

会社名
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会
住所
東京都千代田区神田神保町3-3SFⅢビル5階
電話番号
03-6865-6081

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