HandsOn AI、日本語スピーキングテストの急成長
株式会社HandsOn AI(本社:東京都江東区、代表取締役:横手倫也)は、2026年6月に開始したAIによる日本語スピーキングテスト「HandsOn AI 日本語会話能力測定」が、わずか3カ月で5,000名以上の受験者を集めたことを発表しました。これに合わせて、日本語能力試験(JLPT)の受験結果を申告した1,000名を対象に、JLPTのレベルと会話能力との関連性についての調査結果も公開しました。
なぜ「話す力」を測る必要があるのか
日本語能力試験は国際的に広く利用され、言語知識や読解、聴解の能力を測定していますが、「話す」能力を見極める試験科目は含まれていません。日本語学校のカリキュラムや外国人材の採用においては、言語知識だけでなく、相手の問いを理解し、自分の意見を組み立てる能力が求められます。そのため、実際のコミュニケーション能力を評価する仕組みの重要性が高まっています。これに応える形で、HandsOn AIのスピーキングテストが開発されました。
「HandsOn AI 日本語会話能力測定」の特徴
このテストは、PCやスマートフォンを使った完全オンライン型であり、スピーチ、図表説明、聴解、ロールプレイの4つの形式を通じて評価します。会話目的の達成度や表現の幅、流暢さ、一貫性など、5つの基準に基づいてスコアリングを行い、受験者にはCEFRレベルに合わせたフィードバックを提供します。受験時間は約20分で、結果は3営業日以内に通知されます。
JLPTとの相関調査の結果
この調査では、JLPT保有者をレベルごとに均等に抽出し、会話能力の分布を分析しました。JLPTレベルが上がるにつれて、会話能力も向上する傾向が見られ、特にN2以上のレベルにおいては、自立した言語使用者に該当する割合が高まりました。しかし、同じJLPTレベルであっても、受験者の会話能力には広範な差があることも明らかになりました。特にN5保有者の43%がA1以下のスコアだったのに対し、N2保有者は52%がB1以上の能力を持っていました。
驚くべき結果と今後の展望
調査の中で、下位のJLPTレベルを持つ受験者が、実際の会話能力が期待以上であるケースが見られました。特に、N5保有者の57%が一段階上のA2と評価され、言語知識の習得が進まずとも、生活や就労の中で会話能力を磨いていることが示唆されました。
一方で、N2やN1レベルの受験者では、JLPTレベルを持っていても、実際に話せる能力には不足が生じていることも示唆されています。これは、言語知識が会話能力に必ずしも寄与しないことを表しており、導入企業ではこの現状に悩む声も多く聞かれます。
今後、HandsOn AIではAIを活用したさらなる測定と評価のシステムを開発し、「測る」「学ぶ」「再評価する」というサイクルを確立していく方針です。また、教育機関や企業への支援を強化し、国際的な日本語教育の新たなスタンダードを築いていくことに尽力していきます。
会社概要
株式会社HandsOn AIは、「学びを越えて、世界を繋ぐ」をミッションに、日本語教育や人材育成に関するAIの活用に取り組んでいます。2025年1月に設立された当社は、教育・採用・就労の現場において学ぶ人々を支援するためのさまざまなサービスを展開中です。