協業開始!ミネベアパワーデバイスとサンケン電気
このたび、ミネベアミツミの連結子会社であるミネベアパワーデバイス株式会社(茨城県)と、サンケン電気株式会社(埼玉県)は、民生品および産業品に用いるインテリジェントパワーモジュール(IPM)の市場で共同の開発と後工程の生産協業に関する技術提携を行うことで合意しました。ここでいうパワーモジュールは、エアコンや洗濯機、冷蔵庫などの民生機器に広く使われている重要な部品です。この協業がどのように進められていくのか、その概要について詳しく解説します。
脱炭素社会への貢献
近年、環境意識の高まりに伴い、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが求められています。その中で、パワーモジュールは電力の効率的な変換を担い、持続可能なエネルギーの使用を支える重要な役割を果たします。現在、パワーモジュール市場は急速な成長を見せており、多くのパワー半導体メーカーが競争を繰り広げています。このような競争が続く中で、企業はお客様のニーズに迅速に対応することが求められています。
協業の狙い
今回の提携によって、ミネベアパワーデバイスとサンケン電気は、各社のリソースを相互利用し、投資効率を最大化することが目指されています。具体的には、需要変動に対するリスクを低減し、国際競争力の強化を図ることが目的です。最初のステップとして、両社はパワーモジュールの後工程生産において協力体制を築いていくことが決定されました。2027年度の量産開始を目指し、福島県南相馬市に新しい生産ラインを設ける予定です。
共同開発の進展
各社が持つ高度な技術力を活かして、特に前工程チップ技術や後工程パッケージに関する知見を集結し、競争力の高い製品づくりへと繋げていきます。この協業を通じて、より高品質でコスト効果の高いパワーモジュールを迅速に市場に提供できる体制を構築することが期待されています。これにより、消費者にとって一層魅力的な製品が生まれ、環境に優しい社会の実現に貢献するでしょう。
それぞれの目標
サンケン電気は中期経営計画において、社外との協業を重要な推進力と位置づけています。この提携により、特にパワーモジュール製品の生産効率の向上や原価低減が期待され、主力事業の安定供給体制の確立が目指されます。
一方、ミネベアパワーデバイスは、民生および産業市場向けのパワーモジュールのポートフォリオを拡充し、更なる事業の拡大を狙っています。これまでの実績を礎に、お客様への付加価値提供を実現することで、脱炭素社会に貢献していきます。
今後の展望
両社は今後、具体的な施策を進めていく中で、お客様や市場からの期待に応える製品を提供していくことでしょう。これからの取り組みにも注目が集まります。
企業概要
- - ミネベアパワーデバイス:産業や社会インフラの電化を支えるパワー半導体メーカーとして、特に高耐圧技術に強みがあります。
- - サンケン電気:省エネルギーソリューションを提供する企業で、持続可能な社会の実現に貢献する技術を有しています。
この協業が、二社の成長を促すだけでなく、より良い未来に向けた社会への貢献となることに期待が高まります。