AIエージェント時代を見据えたプロジェクト「YUMEMI.CC」始動
株式会社ゆめみ(本社:京都府京都市、代表取締役:片岡俊行)がAIエージェント時代を背景にした新しい有志プロジェクト「YUMEMI.CC」をスタートさせることを発表しました。このプロジェクトは、企業が持つナレッジやデータセットのオープン化を通じて、業界全体の成長を目指すものです。
背景
ゆめみはこれまで社内の情報や知見をオープンハンドブックとして公開し、クリエイティブ・コモンズライセンスに従い商用利用を推進することで業界貢献を行ってきました。近年の生成AIの急速な発展を受け、AIエージェント時代には単なる情報共有を超えたナレッジのオープン化が企業の成長や新たなビジネスチャンスにつながるという考えから、今回のプロジェクトが立ち上がりました。
「YUMEMI.CC」の「CC」は、従来のCreative Commonsの意味に加え、Company Commonsを表す言葉として設定されています。AIフレンドリーな形で企業内部のナレッジが再定義され、意思決定も独自のAIモデルによって自律的に行われることが期待されています。さらに、企業独自のデータをオープンにすることが、企業にとっての公の善を高めるだけでなく、ビジネスの向上にも繋がるとされています。
「YUMEMI.CC」の主な活動
プロジェクト「YUMEMI.CC」は、AIの時代に企業が求める透明性と共創性をテーマに、以下の3つの活動に注力します。
1.
ナレッジの体系的公開
業界をリードする企業の技術や経営、文化に関するナレッジを整理し、クリエイティブ・コモンズライセンスに則って公開します。これにより、AI学習に役立つ資源を提供します。
2.
AIエージェント活用に向けた整備
ナレッジをAIフレンドリーな形式に再整備し、AIエージェントによる自然な検索や活用を支援します。これにより、企業はよりスムーズにAIを導入することができます。
3.
セミクローズドなコミュニティ形成
業界の有志企業によるセミクローズドのコミュニティを形成し、ナレッジの収集や補完、再編集を行います。これにより「YUMEMI.CC」へのナレッジの反映を進めていきます。
発起人コメント
株式会社ゆめみの代表取締役片岡俊行は「この取り組みでは、DeepSeekのような大規模言語モデルのオープンウェイト化が注目されています。企業が競争優位性を保持しながらも、戦略的に独自のモデルやデータセットを公開し、コミュニティとの信頼関係を深めることでイノベーションを促進できる可能性があると信じています。ナレッジを“資産”ではなく“資源”として扱い分かち合うことで、企業価値と社会的信頼を同時に高めていけると考えています。プロジェクトを通じて業界の知識を集積し、AI時代の企業のあるべき姿を提案していきたいです」と述べています。
株式会社ゆめみについて
2000年に創業した株式会社ゆめみは、これまで600社以上と共に全世界6,000万MAUを持つWebアプリケーションやスマートフォンサービスを開発してきた、DXと内製化支援のリーダー企業です。サービスの企画からデザイン、開発、運用に至るまで、幅広い顧客部門に携わり、日本のデジタル部門のアジリティを向上させることをミッションに手掛けています。最終的には法人企業の内製化をサポートし、アウトソーシングの時代に終止符を打つことを目指しています。
会社情報
- - 会社名:株式会社ゆめみ
- - 資本金:1億円
- - 設立:2000年1月
- - 代表者:片岡俊行
- - 東京本社:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟8階
- - 京都本社:京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸4階
- - 従業員数:396名(2025年4月時点)
- - 主な事業内容:インターネットサービスの開発・制作・コンサルティング業務、デザイン・イネーブルメント、モバイルアプリ開発、デジタルメディアコンテンツ運用
- - URL:株式会社ゆめみウェブサイト