IoT時代のサイバーセキュリティ強化へ向けた新サービスの展開

IoT時代のセキュリティ対策

昨今、IoT（Internet of Things）の普及が進む中で、企業はサイバー攻撃の脅威に直面しています。デバイスが増えると同時に、攻撃者も巧妙な手段で侵入を試みるため、企業が自社のIoT機器の安全性を確保することが不可欠です。そんな中、ChillStackとKDDIデジタルセキュリティ（KDSec）は連携し、「KDSec IoTセキュリティ診断サービス」を展開することを発表しました。この新サービスは、企業が保有するIoTデバイスの脆弱性を診断し、信頼性の高いセキュリティ体制を構築するためのサポートを目的としています。

背景とサービスの特徴

IoT機器の急速な普及は、便利さをもたらす一方で、多くのリスクをも引き起こします。具体的な事例を挙げると、過去にはIoT機器がハッカーによって遠隔操作され、企業の情報が漏洩する事件もありました。これらのリスクを軽減するためには、IoTデバイスの脆弱性診断が重要です。

「KDSec IoTセキュリティ診断サービス」は、以下の特長があります。まず、ChillStackの先端的な診断技術を活用して、IoTデバイス本体から周辺システムまでを包括的に評価する点です。これにより、企業は自社のセキュリティレベルを向上させることができます。また、報告書の提供に加えて、もし問題が発見された場合の対応策や今後の改善点も提案します。

提供する流れと追加サービス

KDSecのサービスには、診断結果の報告会を開催し、結果を直接聞く機会が設けられます。この報告会は、企業が抱える疑問や不安に対して専門家がアドバイスをする貴重な場です。また、システムに影響を与えないよう、土日や夜間のオプションで対応することも可能です。特に、サイズの大きなIoTデバイスに対しては、オンサイトでの診断も実施します。

安全で信頼性の高いサービス提供

「KDSec IoTセキュリティ診断サービス」では、経済産業省が定めたセキュリティサービス基準に基づき、高品質な診断を実施します。診断を担当するChillStackのメンバーは、国際的なセキュリティコンテストでの受賞経験を持つ専門家たちです。彼らによる詳細な検査は、企業にとって安心材料となるでしょう。

KDSecとChillStackの提携は、IoT時代に適したセキュリティサービスを提供し、企業のサイバーリスク管理の向上を図るものです。両社は、これからも新たな取り組みを通じて安心・安全な社会の実現に貢献していきます。

KDDIデジタルセキュリティとChillStackの紹介

KDDIデジタルセキュリティは、KDDIと株式会社ラックのジョイントベンチャーで、2018年に設立されました。通信事業者としての豊富な経験をもとに、企業の情報を守るための体制を構築しています。一方、ChillStackはAIとセキュリティを融合させた革新的なソリューションを提供し、企業が安心して支援を行える社会の実現を目指しています。