STORESの今泉麻里がRubyKaigi 2025でキーノートスピーカーに
STORES株式会社は、プログラミング言語Rubyの国際カンファレンス「RubyKaigi 2025」において、自社のエンジニアである今泉麻里氏がキーノートスピーカーとして登壇することを正式に発表しました。このニュースは特に注目されており、今泉はRubyのコミッターにも新たに就任することとなります。これにより、STORES社内では今泉が4人目のRubyコミッターとなります。
Rubyコミッターへの道
今泉氏のRubyコミッター就任は、Ruby本体のUnicode 15.1への対応を主導した実績に基づいています。これまでにも、Rubyの標準REPLであるIRBやラインエディタReline等、数多くのプロジェクトに継続的に貢献してきた彼女は、Rubyコープ開発者である成瀬ゆい氏から推薦を受け、最終的にはまつもとゆきひろ氏の承認を得て、この名誉ある役職に就くこととなりました。今泉氏はその技術力を活かし、Rubyコミュニティの発展に寄与することでしょう。
RubyKaigi 2025 のセッション
今泉氏のキーノートのテーマは「文字エンコーディングを取り巻く現在の問題点」です。彼女はRubyがUnicodeの更新をどのように処理するかについて深く掘り下げ、問題解決の手法を探求します。
- - 日時: 2025年4月16日(水)10:00〜
- - 場所: Main Hall
- - 詳細: 今泉麻里の発表
加えて、STORESからは3名のエンジニアがセッションで登壇し、さらに2名がLightning Talksにも参加します。
その他の講演者とそのテーマ
発表タイトル:
"Writing Ruby Scripts with TypeProf"
日時: 4月17日(木)14:00〜
場所: Main Hall
詳細:
遠藤侑介の発表
発表タイトル:
"Toward Ractor local GC"
日時: 4月18日(金)14:00〜
場所: Main Hall
詳細:
笹田耕一の発表
発表タイトル:
"The Ruby One-Binary Tool, Enhanced with Kompo"
日時: 4月18日(金)11:50〜
場所: Pearls Room
詳細:
平野晶の発表
Lightning Talks
また、以下のエンジニアもLightning Talksに参加します。
発表タイトル:
"Securing Credentials for Package Manager and Bundler"
発表タイトル:
"Ruby as a Frontend for Programming Language Implementations"
ダイバーシティの推進
STORESはまた、2023年度より全社を挙げてダイバーシティの推進に取り組んでいます。RubyKaigi 2025でも、多様性と参加しやすさを支援するべく「Nursery Sponsor」として協賛しています。これは、RubyKaigi 2024に引き続き、2回目の協賛です。さらに、参加者が子どもやパートナーと一緒に参加できる「ノンアルコールミートアップ」や女性・ノンバイナリー対象の「ランチミートアップ」も開催します。
これにより、あらゆる背景を持つエンジニアが活躍できるRubyコミュニティの発展に寄与することが期待されています。
STORESの企業理念
STORES株式会社は、「Just for Fun」というミッションのもと、さまざまなプロダクトを通じて中小事業者の店舗運営をサポートしています。最新の技術を利用し、小売や飲食、サービス業という多様な分野での顧客データを基盤としたプロダクトを提供し、持続可能な事業成長を支援しています。詳細については、
STORESの公式サイトをご覧ください。