能登の美しさを体現した「のとジン」が国際的な栄誉を獲得
石川県珠洲市に本拠を置くNTGが手がけるクラフトジン「のとジン」が、米国DesignRush社による2023年3月度の月間Best Print Designを受賞しました。この受賞は、能登の自然を色鮮やかに表現したラベルデザインが高く評価されたものです。
「のとジン」とは?
「のとジン」は、能登の豊かな里山里海の材料を用いて作られたクラフトジンです。特に、そのラベルデザインはInnovativeで、ブリストルにあるEpisode Two社とともに製作されました。設計者である松田行正氏自身が描いたオリジナルロゴや、ボトルにあしらわれた手書きの植物デザインが、この製品の魅力を一層引き立てています。松田氏は、「能登の美しい自然を広めたい」との思いをデザインに込め、伝統的な里山里海文化の継承にも力を入れています。
ラベルデザインの評価ポイント
「のとジン」のデザインが評価される理由には、以下のような特徴があります。
1.
落ち着きのある色彩
パステルブルーと赤の色合いが、視覚的な安らぎを提供し、バイヤーに優しい印象を与えています。白地に赤の半円が描かれており、日本の国旗を連想させることも、この商品が原料の産地に強く結びついていることを示しています。
2.
手書きの要素
植物をあしらった手描きのデザインが、ジンへの愛情を表現しています。地元特産のカヤや柚子、ローリエといった素材が美しく描かれ、それらが絶妙にブレンドされていることがわかるようになっています。
3.
能登半島の大きな描写
ジンの主成分を生み出す土地を示しており、飲むときに能登の美しい風景を思い描きやすいデザインになっています。一見ランダムに見える配置が、実は能登半島の地図を形成し、自然の豊かさを暗示しています。
これらの要素が組み合わさり、視覚的にも魅力的な作品が生まれたのです。
国内外での展開
「のとジン」は、受賞による国際的な評価だけでなく、国内のジンファンにも支持されています。イギリスでも通信販売を行っており、日本国内では、オンライン販売に加えて飲食店やバー、観光施設にも提供されています。今後は、能登に持続可能な蒸留所を建設する計画も進行中であり、能登の名をさらに広める取り組みが続けられています。
このようなユニークなクラフトジンであり、北陸の自然を凝縮した「のとジン」は、これからも多くの人々に愛されることでしょう。
会社情報
NTG
所在地: 石川県珠洲市上戸町北方2字152番地1 道下ビル3階
代表者: 松田行正
電話番号: 090-1525-8111
公式サイト:
www.notogin.com