労働管理の新しいカタチへの転換
株式会社ナブアシストと株式会社産業ガステクノサービスが手を組み、新たな労働管理の仕組みを構築。特に注目すべきは、デジタコ連携による業務効率化と法令遵守の強化が実現した点です。導入により、勤怠管理の手間を40%削減し、これまでの「結果管理」から「予防的な事前管理」体制へと移行しました。
背景
産業ガステクノサービスは、液体窒素や液体酸素を運搬する事業を展開。しかし、従来の3層管理では複雑で非効率な運用が続いていました。そのため、運行情報や勤怠データが別々に管理され、いつも重複入力が発生していました。これが原因で、誤入力や情報のズレが起こり、まさに業務の煩雑さが痛手でした。
特に、2024年4月に求められる「改善基準告示」に対応するための準備が急務であったことから、この課題への対応が一層の焦点となっていました。そこでナブアシストが開発した『Navisia乗務員時計(デジタコ連携版)』が導入されることに。
導入の決め手
なぜこのデジタコ連携版が選ばれたのか。
産業ガステクノサービスは、デジタコとの自動連携により、労働時間や運行情報を一元的に見ることができることを強調しました。これにより、業務の属人性を排し、精度の高い勤怠管理を実現することができたのです。実際の運用を通じて、「今までバラバラに管理していたデータを効率的に活用することで、DXを推進できると確信しました」と課長の大塚さんが語ります。
実際の効果
1. 業務時間の削減
デジタコとの自動連携を導入した結果、従来の翌日の運行情報を数時間かけて手入力していたプロセスが一新されました。今では、月間で40~60時間の業務時間を大幅に短縮することができ、現場スタッフは時間的な余裕を持つことができています。
2. 予防的な管理体制の確立
新システムでは、デジタコが自動計算したデータをもとに、ドライバーの実績や労働時間が可視化されます。これにより、違反のリスクを事前に発見しやすくなり、予防的な対応が可能となりました。現場のスタッフが安心して業務に取り組めるような環境が整備されていきます。
3. 給与体系への統合
さらに、勤怠情報が給与システムとシームレスに連携されることで、給与計算業務も効率化。労働時間管理から給与計算まで、一貫したサポートが実現しました。
今後の展望
この取り組みを通じて、産業ガステクノサービスはさらにデータドリブンなアプローチを推進していく計画です。ドライバーの個々の負荷分析やシフトの最適化を行い、より精度の高い労働管理体制を築くことで、2024年問題への継続的な対応を強化する方針です。
また、法令遵守、業務の効率化、そして従業員の満足度を同時に向上させることで、運送業界全体におけるロールモデルとしての地位を確立することを目指しています。
まとめ
これまでの非効率な管理から脱却し、デジタコとの連携による新しい労働管理の形を実現した産業ガステクノサービス。そして、それを支えるナブアシストの技術にも注目です。これらの取り組みが、今後の運送業界に与える影響は大いに期待されます。運行管理の未来が、ここに見えるようです。