上荒川のレザークラフトワークショップの魅力
福島県いわき市に位置する【SOCIALSQUARE上荒川】。ここでは8月21日に、レザークラフトワークショップが催されました。この特別なイベントは、NPO法人ソーシャルデザインワークスが運営し、就労継続支援B型事業所「WORK LABO」の代表・鈴木貴大さんを講師に迎えて実施されました。このワークショップは、靴やバッグなどの革製品を普段展示するだけでなく、直接体験することができる貴重な機会です。
参加者の体験
この日、参加者たちは、革に穴を開けたり、金具を取り付けたり、好きな文字を刻印する工程を経て、オリジナルのキーホルダーを作り上げました。参加者はそれぞれ個性豊かな色の革や部品を選び、世界に一つだけの作品を生み出す作業に没頭しました。「初めて革を扱いましたが、すごく楽しかったです。細かい作業に集中することで、心がリフレッシュされる気がしました」といった感想も寄せられました。開催中、参加者の間には自然に会話が生まれ、お互いを励まし合う姿が見られ、和やかな雰囲気が漂っていました。
技術と情熱
参加者の一人は、「クラフトマンシップの重要性」を感じたと述べています。「思った以上に難しく、まっすぐに刻印することがこんなにも大変だとは思いませんでしたが、完成した時の達成感は格別でした」と語ります。このように、ものづくりを通じて技術だけでなく、情熱や精神性を学ぶことができるというのが、レザークラフトワークショップの大きな魅力です。
講師の鈴木貴大さんの見解
講師を務めた鈴木さんは、参加者が楽しんでいる姿が印象的だったと振り返ります。「初めての方が多い中、それぞれの素材やパーツを選んでいるのを見ると、自分の作品に愛着が湧いてくるのが分かります。自然と生まれるコミュニケーションも、ものづくりの楽しさを引き立てているようでした」とのこと。このワークショップを通じて、多くの人が新たな興味を発見し、創造の楽しさを体験したのではないでしょうか。
WORK LABOの使命
就労継続支援B型事業所「WORK LABO」は、参加者が自信を持てるように支援しています。「自分らしく生き、自分らしく働く」ことをモットーに、多様な活動を展開しており、クラフトや農作業、レクリエーションなどのプログラムが用意されています。このような取り組みを通じて、参加者一人一人が自分の得意分野を見つけ、社会とのつながりを深める機会を提供しています。
ソーシャルスクエア上荒川の役割
ここソーシャルスクエア上荒川は、地域の皆さんにとって「社会とつながる場所」となっています。スタッフは、参加者の“好き”を“得意”に変えるサポートを行い、自分らしく生きるための一助となることを目指しています。今後も地域社会に貢献し続けることが、彼らの重要な使命です。
まとめ
このレザークラフトワークショップは、単なるものづくりの場を超え、参加者にとって成長や自己表現の場となりました。参加者同士のつながりや、講師の鈴木さんの温かい指導が施されたこのイベントが今後も多くの人に影響を与えることを願っています。