ジザイエ、1.5億円調達!
2023-05-17 18:35:29
東京大学発スタートアップ「ジザイエ」、約1.5億円を調達!自在化技術で遠隔就労プラットフォーム拡大へ
東京大学発スタートアップ「ジザイエ」、約1.5億円調達!自在化技術で遠隔就労プラットフォーム拡大へ
2022年11月に設立された東京大学発スタートアップ、株式会社ジザイエが、総額約1.5億円の資金調達を実施したと発表しました。リード投資家として15th Rockが参加し、コベルコ建機も業務提携という形で参画しています。この資金は、同社が開発・運営するリアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム『JIZAIPAD』の更なる発展に充てられます。
ジザイエと革新的な「自在化技術」
ジザイエは、「すべての人が時空を超えて働ける世界へ」というビジョンを掲げ、場所や時間に捉われない働き方を支援するプラットフォーム『JIZAIPAD』を提供しています。このプラットフォームの基盤となっているのが、東京大学先端科学技術研究センター稲見昌彦教授が研究開発を主導する「自在化身体技術」です。この技術は、従来のリモートワークでは対応が難しかった分野にも適用可能であり、労働機会の拡大に大きく貢献すると期待されています。
投資家と業務提携企業からの期待
今回の資金調達には、Human Augmentation(人間拡張)を投資テーマとする15th Rockがリード投資家として参加しました。15th Rockは、国内外問わず、人々の可能性を広げる技術を持つスタートアップへの投資を積極的に行っており、ジザイエのビジョンと合致したことから今回の投資に至ったとのことです。
一方、コベルコ建機は業務提携として参画。同社は、建設機械メーカーとして培ってきた技術と、ICT・IoT技術を融合させた「K-DIVE®」という遠隔操作システムを提供しており、ジザイエとの連携を通じて、自在化技術と遠隔操作技術のシナジー効果創出を目指します。長年東京大学との共同研究実績もあるコベルコ建機は、ジザイエの成長に大きな期待を寄せているようです。
Chatwork代表取締役CEO 山本正喜氏も、この取り組みへの期待を表明。少子高齢化が進む日本において、従来のリモートワークの恩恵を受けにくかった層の働き方改革に貢献すると高く評価しています。
ジザイエ関係者のコメント
ジザイエの創業者である稲見昌彦教授は、JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクトの研究成果を社会実装するためにジザイエを設立しました。国からの資金援助終了後も、社会からの資金調達を通じて研究開発を継続していく仕組み作りを目指しているとのこと。
ジザイエ代表取締役CEO 中川氏も、自身の病気入院経験から生まれた『JIZAIPAD』への想いを語っています。入院生活を通じて「社会とのつながり」の重要性を痛感し、遠隔就労支援を通じて、人々の自己実現をサポートしたいと意気込みを語っています。
今後の展開
ジザイエは、今回の資金調達と業務提携を機に、『JIZAIPAD』の機能拡充と対象分野の拡大を進めていきます。自在化技術を更に発展させ、場所や時間、年齢、性別といった制約にとらわれない、真に自由な働き方を可能にするプラットフォームを目指すと表明。今後、更なる技術革新と事業拡大が期待されます。
まとめ
東京大学発のスタートアップであるジザイエの取り組みは、日本の労働市場の未来に大きな影響を与える可能性を秘めています。自在化技術と遠隔就労支援を組み合わせた革新的なアプローチは、少子高齢化が進む日本社会において、労働力不足の解消や生産性向上に貢献するだけでなく、多様な働き方を求める人々にとって大きな希望となるでしょう。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ジザイエ
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル5F Inspired.Lab
- 電話番号
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