大阪・関西万博の特別な電車体験「JR WEST Parade Train」
大阪・関西万博の開催に向けて、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、特別な電車体験「JR WEST Parade Train」を導入します。このプロジェクトは、同社のイノベーションの実験場である『JR WEST LABO』を通じて、新たな価値を創造し、万博を盛り上げる試みの一環です。ここでは、323系という新しい車両を使い、万博アクセスルートを訪れるお客様に、パビリオンを訪れているかのような没入感を提供します。
パレードのような演出
「JR WEST Parade Train」では、323系車両の客室全長にわたって、LEDパネルが設置され、様々な映像コンテンツが流れます。オープンカーのような開放感を演出し、車窓から見える風景をリアルタイムで投影。さらに、AR(拡張現実)技術を駆使し、「EXPO 2025 Design System」に沿ったストーリー展開で、万博に対する期待感を高めます。
また、沿線の各駅区間ごとに、地元大阪にちなんだキャラクターや、紙吹雪、花火、シャボン玉といった楽しいエフェクトが展開され、飽きることがありません。これにより、乗客は移動の時間をより楽しいものへと変えることができます。
魅力的な車両デザイン
「JR WEST Parade Train」のデザインは、“オープンカーでパレードに参加するわくわく感”を表現するように仕上げられています。車体には特別なラッピングが施されており、その美しいデザインも見逃せません。乗車すること自体が特別な体験となること間違いなしです。
運行計画
この新しい取り組みは、2025年4月13日(日)からの大阪・関西万博期間中にスタートする予定です。ただし、万博が始まるまでの期間中は、改造が進んでいる323系車両でアイドリング映像や告知映像を流します。
「JR WEST Parade Train」は、新大阪駅から桜島駅までの直通臨時列車として運行され、大阪環状線とJRゆめ咲線(桜島線)でも利用可能です。また、運行には323系の2編成が使われます。混雑時には、他の車両も利用できるように配慮されています。
共創のアイデアから実現へ
このプロジェクトは、2022年4月に行われた『JR WEST LABO』の共創のテーマに基づき、空間演出に関するアイデアを公募し、応募総数14件から選ばれたアイデアを元に実証実験を行った結果です。これにより、新たな移動体験の可能性が広がってきました。
「JR WEST Parade Train」は、ただの移動手段ではなく、万博を脳裏に刻む特別な時を提供します。大阪での新しい体験をぜひお楽しみください!