新しいセキュリティソリューション「L3to7 Auto-response」の登場
背景
近年、企業や公的機関をターゲットにしたランサムウェア攻撃が深刻な問題となっています。コロナ禍におけるテレワークの普及により、これらの攻撃は一層巧妙化しています。特に、VPNやリモートデスクトップを利用した侵入手段は、過去の防御策では十分に対処できておらず、セキュリティの強化が急務とされています。
このような背景の中、株式会社クワッドマイナージャパンが開発した新たなセキュリティソリューション「L3to7 Auto-response」が登場しました。このソリューションは、ネットワーク層からアプリケーション層に至るまでの脅威を一元的に管理し、迅速に対応することができる点が特長です。
ソリューション概要
「L3to7 Auto-response」は、クワッドマイナージャパンが提供するNDR製品「Network Blackbox」と、WebおよびデータベースセキュリティのリーダーであるImpervaの製品「SecureSphere」との連携によって実現されました。このシステムは、企業内の脅威を迅速に検知し、万が一、アプリケーション層に侵入する前に即座にブロックします。これにより、重要なデータを保護し、企業のセキュリティレジリエンスを大幅に向上させることができます。
具体的には、「Network Blackbox」が検知した脅威情報をImpervaのFirewallが自動取得し、設定したセキュリティルールに基づいて該当ユーザーのデータベースアクセスを遮断します。なお、ユーザー側のセキュリティ状態が改善されると、ブロックは自動的に解除される仕組みです。これにより、ネットワーク層からアプリケーション層にわたる脅威を統合的に防御することが可能です。
導入の意義
この新技術の導入により、企業はサイバー攻撃に対する防御の強化を図ることができ、いかにリモートワークが普及しても業務の安全性を確保することができるでしょう。特に、ビジネス環境が高度化する中、迅速で精度の高い防御が求められており、「L3to7 Auto-response」はそのニーズに応える製品だといえます。
企業のコメント
クワッドマイナージャパンの代表取締役社長、蘇 明燮氏は、「このたび、Impervaとの技術連携を実現できたことを大変嬉しく思います。本連携により、高度化・巧妙化するサイバー脅威に対して、より迅速かつ精度の高い防御が可能になります。特にランサムウェアの脅威に対して、ネットワーク層からの早期検知が実現できる点が大きな強みです」と述べています。
まとめ
「L3to7 Auto-response」は、今後のサイバーセキュリティにおける新たなスタンダードとなることが期待されています。企業はこのシステムを導入することで、一歩先を行く防御と管理が可能になります。また、クワッドマイナージャパンはこの技術をさらに進化させ、お客様の重要なデータとシステムを守るために全力を尽くします。