ヘリウムリサイクルの未来
2025-11-06 01:06:33

岡山大学と岩手大学が協力しヘリウムリサイクル事業を拡大

岡山大学と岩手大学、ヘリウムリサイクル事業での意見交換会



国立大学法人岡山大学は、2025年10月17日に岩手大学を訪問し、ヘリウムリサイクル事業に関する意見交換会を開催しました。この会合は、岡山大学の研究機器共用体制の強化を目的とするタスクフォースのメンバーによる訪問で、岩手大学の理工学部で行われました。両大学では、「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク(中四国・播磨HeReNet)」の推進に向けた意見交換が行われ、共通の目標に向けた協力関係を築くための重要な一歩となりました。

会合には、岡山大学の畑中耕治副タスクフォース長や技術・事務職員、そして岩手大学からは技術部理工学系の千葉寿第一技術室長などが参加しました。また、今回は大阪大学大学院理学研究科の技術専門職員も加わり、NMR装置(核磁気共鳴装置)の保守・管理についての助言を行いました。

具体的な議題


意見交換会では、岩手大学と大学共同利用機関法人自然科学研究機構の共同開発による「WAN-WANシステム」というスマートスピーカー制御器が紹介されました。これは、水漏れや振動などの検知に利用できるシステムです。また、岡山大学からは中四国・播磨HeReNetの進捗状況や、クライオ電顕・トモグラフィアカデミア、共用ネットワーク、データ共有、研究拠点形成に関連する取り組みが報告されました。これに加え、両大学の施設見学を通じて、ヘリウム液化機などの技術的設備についても学ぶ機会が設けられました。

ヘリウム回収の現状


特に注目されたのは、使用済みの設備から液体ヘリウムを回収する「HeliGet」事業についての情報交換です。岩手大学からは、MRI装置からのヘリウム回収の現状とこれに関連する課題が説明され、視察を通じて実際の運用状況を確認しました。今後の協力体制についても活発な議論が行われ、双方の理解が深まりました。

期待される成果


今回の訪問は、ヘリウムリサイクル事業の成功事例や課題を共有する貴重な機会となり、両大学の連携強化が期待されます。岡山大学が地域の中核大学として、「中四国・播磨HeReNet」や「HeliGet」を通じて、液体ヘリウムの供給を近隣の大学や研究機関、企業と連携することで、日本の研究力やイノベーションを向上させる一助となるでしょう。

計画的な実験


「中四国・播磨HeReNet」では、事業計画の中で段階的な実証実験が予定されています。これにより、ヘリウムガスの効率的な回収を目指し、各段階での実験成果を重ねながら進めて行く方針です。具体的には、ガスボンベからのガス回収や、研究設備からのヘリウムガスの体制的な収集実験などが行われる予定です。

岡山大学および岩手大学の取り組みは、環境問題への対策としても注目されるべきポイントであり、さらなる研究の深化と社会的貢献が期待されています。今後、両大学の共同研究がどのように進展していくかに、多くの関心が寄せられることでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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