6Gと4K映像伝送
2026-03-03 18:17:21

6G時代に挑む!京都大学、長距離4K映像伝送の成功に向けた新技術を発表

6G時代における長距離4K映像伝送技術の革新



京都大学大学院情報学研究科の原田博司教授率いる研究チームは、通信の未来を切り開くべく広域地域無線ネットワーク(Wi-RAN)を利用した長距離4K映像伝送に成功したことを発表しました。この技術は、数十kmの広範囲で4K映像を伝送することができるという新たな可能性を秘めています。将来的には、空や海、宇宙空間においても活用されることでしょう。

1. 研究の背景



第6世代移動通信システム、通称6Gでは、動画を含む大容量データを広範囲にわたって迅速に伝送することが求められています。従来の衛星通信は、大きな帯域幅を確保できる一方、環境によって信号が遮られてしまうという欠点があります。これに対処すべく、京都大学の研究チームは、VHF帯の低い周波数を用いるWi-RANに注目しました。この技術は、数十kmから最大100kmの通信を可能にすることが期待されています。

2. 新たな技術の開発



今回の研究では、Wi-RANに高圧縮の映像伝送方式を組み込むことで、長距離の4K映像を効率よく送信できるシステムを開発しました。このシステムを使用し、実験を通じて映像伝送の品質を評価しました。

実験は二つの異なる経路で行われました。1つ目は、見通しが良く距離が16kmである経路、2つ目は、距離6kmではありますが山などの障害物があり、通信相手が見えない経路です。両方の経路で映像を受信するため、基地局は大分市の大分朝日放送の屋上に設置され、送信点はそれぞれ別府市と大分市から信号を発信しました。

この新しい無線映像伝送システムは、2本の八木アンテナを用いており、送信は1本、受信はダイバーシティ受信方式で行われました。映像のエンコードとデコードは、AV1対応の専用機器を利用しました。実験結果は、受信信号電力とデータ誤り率を計測し、2経路間で比較し、非常に高品質な4K映像伝送が可能であることを確認しました。

3. 期待される未来



本技術の実用化により、従来型の移動通信システムでは対応できなかった10km超の広い範囲においても4K映像を送信可能であることが明らかとなりました。これにより、今後の空域や海洋、宇宙における新たなアプリケーションの展開が期待されます。たとえば、海上の船や航空機へのリアルタイム映像伝送、さらには宇宙探査ミッションにおける情報送信など、さまざまな分野での活用が考えられます。

この革新的な技術が、6G時代の映像体験をどのように変えるのか、今後の進展が楽しみです。さらなる詳細情報は、こちらから確認できます。

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