川口市に誕生した新しい形の産後支援モデル「studio Écrin」
2026年4月1日、埼玉県川口市にて、心身のケアを大切にした新たな産後支援施設「studio Écrin」が正式にオープンすることが発表されました。予約は3月2日から開始され、このプロジェクトは、産後ケアの新しい形を打ち出しています。
この施設は、医療法人紡世会が運営する「マタニティケアホームつむぎ」内に開設され、隣接する「かわぐちレディースクリニック」と連携しています。出産から産後ケア、さらには命の記憶を未来に残す“記憶の保存”までを支える新しいモデルです。
フランス語で「宝箱」を意味する「Écrin」は、出産を経験した女性に、心の余白を届けることを理念としており、出産を祝福する場として設計されています。この場所では、母親が自身の存在を肯定し、育児に対する自信を深められるような空間が提供されます。
なぜ産後支援に「写真」が重要なのか
育児は美しい瞬間がたくさんありますが、その裏には時に孤独や精神的な負担が伴います。日本では2025年に約70万6千人の赤ちゃんが誕生すると予測されており、その中で母親の心の健康が重要だとされています。実際、ある調査では約14%の母親に産後うつの傾向が見られるとの結果が出ています。
こうした現実を踏まえ、株式会社Over the moonでは「日本のママに、心の余白を届ける」というミッションを掲げ、スタジオを設立しました。代表の大場沙織氏は、自身が妊活を通じて感じた孤独感が、このプロジェクトを生むきっかけになったと語ります。
利用者の声
実際に「studio Écrin」を利用した方々からは、次のような感想が寄せられています。ある母親は「産後うつで赤ちゃんを可愛いと思えなかったが、撮影を通じて彼の存在を再確認できた」と涙ながらに話しました。また別の母親は「撮影中はただ祝福される時間だった」と振り返ります。
このように、写真を通じて得られる経験は家族全体に良い影響を与えており、つまりは未来の自分を支える大切な感情の記録となっています。
医療との連携
かわぐちレディースクリニックの院長、檜垣博医師は、「studio Écrin」の構想を聞いた時、その取り組みが医療と自然に繋がる素晴らしい支援モデルであると感じたと述べています。出産は新たな家族の始まりであり、母親が祝福されることは育児にとって大きな力となることを強調しました。
出産時にはプリントされた記念写真が母親に贈られ、地域全体で新しい命を祝う仕組みが整っています。この取り組みは川口から全国へと広がり、他の医療機関や産後ケア施設との連携を目指します。
studio Écrinの特徴
「studio Écrin」では、家族の物語が重なっていく瞬間を上品で温かみのある空間で提供します。特別に設計されたガーデンセットや、アンティークブランコ、三日月のオブジェなど、すべてが命の祝福を象徴しています。母親が安心して過ごせるように配慮された完全プライベート空間が、深呼吸できる時間を提供します。
私たちの取り組みが、地域を紡ぎ、世代を紡ぐ未来へと繋がることを信じて、今後も発展を続けます。予約やお問い合わせは、公式LINEやInstagramで受け付けています。