マリントピアリゾート受賞者
2017-07-07 10:10:06
学生の創造力が光る、マリントピアリゾート内観デザインコンテストの受賞者発表
学生の創造力が光る、マリントピアリゾート内観デザインコンテスト
関西に位置する「マリントピアリゾート」で開催された内観デザインコンテストが盛況のうちに終了し、全国の学生からの応募の中から優れた作品が選ばれました。今回のコンペに参加したのは、全国44の大学や大学院から集まった109名の学生たち。応募数の多さからも、その注目度や関心の高さが伺えます。
金賞受賞作品「INDUSTRIAL SUNROOM」
金賞を受賞したのは、工学院大学大学院の小川直人さん(修士1年)による「INDUSTRIAL SUNROOM」です。彼の作品は、「広ければ過ごしやすいわけではなく、値段が高いから良いものではない」というテーマからスタート。その結果、コンパクトながらも落ち着ける空間を提供する客室デザインが生まれました。
彼の提案では、部屋を分断する戸を取り払い、ガラスと照明、植物で空間を仕切ることで、開放感を重視しています。これにより、宿泊者はベッドからプールまでの視界を確保し、外部空間との一体感を感じることができる設計になっています。サンルームのように太陽の光が差し込むこの客室は、特に30代の夫婦をターゲットにした設計となっています。
銀賞受賞作品
銀賞には、神戸大学大学院のチームが提案した「DRAPE」が選ばれました。この作品は、「柔らかな変化のある空間」がテーマで、丹後ちりめんの特徴的な色使いを生かしながら、非日常的な体験を提供することを目指しています。また、京都府立大学からは「織りなす灯」という作品が受賞し、宮津・天橋立の歴史や景観を反映したデザインを提案しています。
大阪工業大学からは「そうそう庵」という作品が銀賞に輝きました。これらの作品はいずれも地域性を大切にしつつ、宿泊者に特別な体験を提供することが共通のテーマとしてあるようです。
受賞作品が宿泊施設に
受賞した作品は、マリントピアリゾート内に新たにオープンする温泉付きの宿泊施設に実際に採用される予定です。オープンは2023年11月を予定しており、丹後ちりめんのメーカーとの連携も視野に、素材選びから実務レベルの体験を行いながら、学生たちのデザインが形になることが期待されています。
学びの場としての意義
このコンペは、学生たちの就職活動やキャリア形成にも貢献しています。一般社団法人産学連携人材育成協会が主催し、大学と産業界の連携を通じて、学生たちが学んだことを実社会に生かす手助けを行っています。このような機会を通じて、優れた人材が社会に育成されることが期待されています。
マリントピアリゾートについて
マリントピアリゾートは、日本三景「天橋立」エリアに位置し、リゾートマンションや宿泊施設を多数運営している人気のリゾートスポットです。1986年の開業以来、約1,500名のオーナーに愛され、関西で最も人気のあるリゾートのひとつです。
このコンペの成功を受けて、今後のさらなる発展が楽しみです。受賞した学生たちの作品が実際に形になることに期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 産学連携人材育成協会
- 住所
- 大阪府大阪市北区梅田2-6-20パシフィックマークス西梅田11F
- 電話番号
-
06-6147-5481