民俗学教科書刊行
2026-01-30 10:45:47

琵琶湖博物館スタッフが執筆した民俗学教科書発売

琵琶湖博物館スタッフが編纂した新たな民俗学教科書



琵琶湖博物館の学芸員が執筆に関与した新しい民俗学の教科書が、全国の書店で発売されました。この教科書は3つの学習ステップ、すなわち概説、ケーススタディ、アクティブラーニングを通じて、多様な視点から民俗学を領域を掘り下げる内容となっています。

環境の民俗学: 加藤秀雄主任学芸員の視点



編集チームの一員として、主任学芸員の加藤秀雄が「環境の民俗学」という章を執筆しました。この章では人と自然の関係性に焦点を当て、環境民俗学の理論や先行研究の成果を基に、今後の展望について考察しています。琵琶湖地域の具体例を用い、読者が実際に体験するための貴重なケーススタディも含まれています。

書籍概要



  • - 書名: 3STEPシリーズ民俗学
  • - 編者: 塚原伸治、後藤知美、辻本侑生、山川志典
  • - 体裁: A5版、288ページ
  • - 価格: 2,640円(税込)
  • - 出版社: 昭和堂

この教科書は、先達によって蓄積されてきた知識や思考がリレーのように繋がれており、国際的な研究動向やジェンダー視点も盛り込まれています。それによって、変化し続ける概念や方法論の複雑さを考慮しながら、多様性と現在の立ち位置を理解する手助けをしています。これは大学の教養科目として学ぶ際、または独学での研究のための入門書として非常に有用です。

詳細目次



本書の目次は非常に充実しており、多角的な視点から民俗学を紹介しています。各章のタイトルを以下に示します。

1. 序章: 民俗学とは何か
2. 家族の民俗学: 拘束性と可能性のはざま
3. コミュニティの民俗学: 私たちのつながり
4. 食の民俗学: 日常と社会変動
5. ものの民俗学: ひととものの暮らし
6. 経済の民俗学: 人・もの・貨幣
7. 環境の民俗学: 人と自然の関係
8. 宗教の民俗学: 私たちの信仰
9. 物語の民俗学: 経験を語る
10. 怪異・妖怪の民俗学: 恐怖と愛情
11. 祭りと芸能の民俗学: パフォーマンスと身体
12. 笑いと娯楽の民俗学: 日常の楽しみ
13. メディアの民俗学: 情報とコミュニケーション
14. 文化遺産の民俗学: 歴史的価値の付与
15. 災害の民俗学: 災害と暮らしの調和
16. 終章: 民俗学をやってみよう

各章は専門家によって執筆されており、現在の社会における文化や民俗の意味を深く掘り下げています。また、新たに発展するジエンダーの視点や国際的な研究の動向も取り入れられています。

この本は、民俗学に興味がある全ての人にとって、非常に有益な資料となるでしょう。琵琶湖博物館の独自の視点も加わったこの教科書は、民俗学の研究に新たな風を吹き込むことが期待されています。興味を持たれた方は、ぜひ書店で手に取ってみてください。


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会社情報

会社名
滋賀県立琵琶湖博物館
住所
滋賀県草津市下物町1091番地
電話番号
077-568-4811

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