Industry Alpha、ドイツNRW州ハンズオン支援プログラムに採択
工場や倉庫のスマート化を推進するIndustry Alpha株式会社が、東京都中小企業振興公社の「地域間経済交流事業 ドイツNRW州ハンズオン支援プログラム」に採択された。このプログラムは、中小企業の国際展開を支援するもので、特にドイツ・NRW州への拠点設立に関する支援が特徴だ。
この支援プログラムの魅力は、単なる情報提供に留まらず、参加企業ごとの特性やニーズに応じて現地のパートナー候補とのマッチングを行ってくれる点だ。これにより、Industry Alphaは現地の情報を直接取得し、欧州市場への進出を加速させることが期待されている。
ドイツ・NRW州の魅力
NRW州はヨーロッパの経済の中心であり、自動車、エネルギー、化学、ライフサイエンス、メディアなど多種多様な産業が集積している。この地域は、研究機関との連携も活発で、企業にとってビジネスを進めやすい環境が整っている。特に州都デュッセルドルフは、外国企業に理解が深く、日本企業にもオープンな土壌がある。
また、動きやすいアクセスを持つ国際空港が近く、展示会も多数開催されるため、ビジネスを進めやすい土台が整っている。州政府や地域の支援も手厚く、特に現地企業とのマッチングや会社設立のサポートが非常に充実しているため、進出企業にとって魅力的な環境が形成されている。
今後の展開
Industry Alphaは本支援プログラムを活用し、現地のパートナー企業との具体的な接点を確保することで、欧州におけるスマートファクトリーやスマート物流ソリューションの展開を加速させる考えだ。また、日本国内での実績を基に、低床型自律走行ロボット「Kagero」シリーズや、独自開発のFMS「Alpha-FMS」を活用して現地ニーズに適合したソリューションの提供を行うことで、日独間の産業連携を一層強めていく方針を示している。
会社概要
Industry Alpha株式会社は、スマート化の取り組みを通じて多彩なソリューションを提供する新興企業だ。磁気テープを必要としない低床型の自律走行ロボットや、物流施設全体を管理するFMSを独自設計・内製で開発しており、大手製造や物流企業から高く評価されている。先端技術を実用化することで、日本の製造業や物流業への貢献を果たせるよう努めている。
会社情報
- - 本社所在地: 東京都板橋区小豆沢2丁目30番2号
- - 開発拠点: 愛知県名古屋市守山区桜坂四丁目201番地 クリエイション・コア名古屋 107号室/110号室
- - 代表者: 代表取締役 渡辺 琢実
- - 主要製品: 自律走行ロボット(AMR)、FMS、WCS、周辺ソフトウェア、その他自動化ソリューション
- - Webサイト: https://www.industryalpha.net/