札幌市が次亜塩素酸水の大量還元へ向けた寄贈を発表
札幌市が次亜塩素酸水と大型噴霧器を寄贈
2020年5月27日、札幌市において、株式会社ES Iと株式会社あかりみらいが新型コロナウイルス対策として次亜塩素酸水溶液と大型超音波噴霧器の寄贈を行うことが発表されました。寄贈されるのは高純度次亜塩素酸水溶液生成パウダー12箱と8400リットル相当の次亜塩素酸水、さらに二台の空間除菌用超音波霧化機AT-45、そして一台の業務用大型噴霧器です。この寄贈の総額は66万円に相当し、札幌市の感染防止対策に寄与することが期待されています。
寄贈の背景
新型コロナウイルスの影響で、様々な感染症対策が求められる中、次亜塩素酸水の殺菌効果が北海道大学や帯広畜産大学の研究チームによって発表され、市内外での使用が広まっています。市民や医療機関、高齢者施設、また避難所など、あらゆる場所における集団感染防止に取り組むため、今回の寄贈が実現しました。
寄贈式では、特に注目されるのは「除菌トンネル」の実演です。毎時14リットルの噴霧能力を持つ次亜塩素酸水溶液噴霧試験機が設置され、市の職員が実際にその効果を体験する場となります。これにより、市当局者や関係者が具体的にどのように機器が作用するのかを理解し、今後の対策に役立てることが期待されます。
大規模配布の動き
さらに、寄贈は札幌市に限らず、北海道内で広がりを見せています。3月25日からは沼田町を皮切りに、すでに72市町村に次亜塩素酸水が寄贈されており、住民への配布や防災備蓄に役立てられています。特に避難所での集団感染防止に向けた取り組みが進められ、全住民全戸配布の動きも広がりつつあります。これは、地域の安全確保に貢献する重要な一歩と言えるでしょう。
注意事項
次亜塩素酸水溶液については、製法や濃度によってその効果が異なります。また、厚生労働省が推奨している次亜塩素酸ナトリウムの希釈液と混同しないように、報道においては慎重になる必要があります。正しい知識を持ってこの液体を取り扱うことが重要です。
この取り組みは、感染症と共存する新たな生活様式に向けて、重要な役割を果たすことでしょう。札幌市内外からの多くの関心が寄せられる中、今後の展開が楽しみです。寄贈に関するさらなる詳細は、あかりみらいのホームページにて公開されていますので、ぜひ確認してみてください。
会社情報
- 会社名
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株式会社あかりみらい
- 住所
- 北海道札幌市北区北十一条西2丁目セントラル札幌北ビル4階
- 電話番号
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011-876-0820