サカナバッカが主催した夏休みの特別企画
2024年8月、鮮魚専門店サカナバッカが小学生から中学生を対象に「魚屋おしごと体験」を実施しました。このイベントは、魚のさばき方や販売のノウハウを学ぶ機会を提供し、持続可能な食文化の理解を深めることを目的としています。この3日間のプログラムには、合計18名の子どもたちが参加。彼らは、リアルな魚屋の仕事を体験することで、魚食の楽しさを実感しました。
イベントの背景
最近、国の食育に対する取り組みが一層強化されています。農林水産省は、持続可能な食文化を支えるために、子どもたちに食の大切さを教えることを重点事項として掲げています。サカナバッカは、魚食文化を次の世代に受け継ぐための取り組みとして、楽しい体験を通して食への感謝の気持ちを育むことを目指しました。このイベントは、その一環として開催されたのです。
子どもたちの体験の様子
開会式の後、参加者は2つのグループに分かれ、さまざまな活動に取り組みました。
最初は、サカナバッカのスタッフからの説明を受けながら、緊張の面持ちで魚をさばく作業に挑戦。特に印象的だったのは、初めて自らさばいたアジを、誇らしげに保護者に見せる姿でした。その後、試食を行い、「おいしい!」と満足そうに笑う子どもたちの表情は、忘れられません。
また、商品選びやポップ作りにも挑戦。カラフルなイラストやキャッチコピーで商品を魅力的にアピールする姿は、まるで本物の魚屋さながら。最後に、接客体験では少し恥ずかしがりつつも「ありがとうございました!」と元気よくお客様を迎えました。参加者全員が笑顔で、この貴重な体験を楽しみました。
参加者の声
参加した子どもたちからは嬉しいコメントが寄せられました。「釣りは好きだけど、さばいたのは初めてだった」「魚をさばいてみたらすごく楽しかった!」という声が響きました。保護者からも、「実体験を通じて、子どもたちがどうお客様を喜ばせるかを考えてほしいと参加を決めました」といった感想があり、親子で意義深い時間を過ごしたことが伺えます。
サカナバッカの取り組み
サカナバッカは、都内に8店舗を展開する鮮魚専門店。このイベントを通じて、子どもたちに魚を好きになってもらい、食文化を守る意識を育てることができればと店舗責任者も期待を寄せています。サカナバッカでは、鮮度の高い魚を提供し、食文化の理解を深める取り組みを続けています。
この夏休み企画「魚屋おしごと体験」は、魚をさばく楽しさだけでなく、食に対する感謝の気持ちをも育てる素晴らしい機会でした。今後も、サカナバッカは子どもたちに向けた食育活動を展開していくことでしょう。