サーキュラー木造温室
2025-11-19 13:15:37

新たな循環型建築「サーキュラー木造温室」が登場!地域資源を活かしたサステナブルな未来へ

循環型建築の新時代が到来



建築業界に革命をもたらす新しいプロダクト、XENCEの「サーキュラー木造温室」が正式に販売を開始しました。この温室は、日本国内で未利用の木材を主材料として採用し、建設段階からカーボンネガティブを実現することを目指しています。三重県志摩市での実証導入が進んでおり、すでに多くの関心が集まっています。

高い断熱性はもちろんのこと、地域資源の活用



「サーキュラー木造温室」は、鉄骨造のグリーンハウスと同等の価格設定ながら、高い断熱性能や耐塩害性が特徴です。また、この温室は地域で生まれる「大径材」や「CLT端材」といった未利用木材を使用しており、さらにカーボンネガティブを実現します。そのため、この温室の建設は、ただの生産施設としての役割を超え、地域資源を循環させる社会インフラとしての意味合いを持つのです。

多様な用途での展開



温室は農業分野だけでなく、観光業や教育機関、そして地域のコミュニティにおいても活用可能です。例えば、食体験施設や研究機関の共同学習スペース、さらにはアクアポニックスの拠点としても適しています。このような多用途に応じた柔軟なモジュール設計は、建築の可能性を広げる要素となっています。既に志摩市では観光施設としての導入も始まっており、その成果が期待されています。

社会的な背景と建築の使命



日本では、戦後の林業構造の変化により、多くの木材が価値を失ったまま山に滞留しています。これに対して「サーキュラー木造温室」は、食糧自給率を高める途を模索し地域の産業を復興させるとともに、森林資源の利用促進を目指して新たな価値創出に寄与します。XENCEの代表である小澤巧太郎氏は、「日本には使われずに価値を失っている木材が山ほどあります。この資源を循環させ、地域で新しい学びと産業を育てるための建築が必要です」と熱く語ります。

プロダクトの詳細



「サーキュラー木造温室」は、幅5m、6m、7.2mという基本構造があり、用途に合わせて長さを拡張できます。内部環境には自然換気や自動遮光カーテン、雨水循環の機能が統合されています。また、外装材としてビニールだけでなく、ポリカーボネートやETFEなども選択可能で、周囲の景観にも配慮されています。

今後の展望



XENCEは2026年までに国内10地域での展開を計画し、国際的にはオランダやデンマークへの進出も視野に入れています。サーキュラー木造温室は、地域資源の循環だけでなく、環境に優しい新たな価値を提供する建築として、多面的な展開を期待されています。日本の未来を支えるこの取り組みは、ますます重要になっていくことでしょう。


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会社情報

会社名
合同会社XENCE
住所
愛知県名古屋市緑区鳴子町2丁目64番1
電話番号

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