日本物流大賞『事業者間連携賞』の共同受賞について
2023年10月、MNインターファッション株式会社と豊島株式会社、株式会社ヤギ、関光ロジNEXT株式会社の4社が、日本物流団体連合会主催の「第1回日本物流大賞」で、東京九州フェリー株式会社と共に『事業者間連携賞』を受賞しました。この受賞は、従来のトラック輸送から海運へのシフトを推進する取り組みが評価されたものです。
物流の新たな視点
今回の受賞となった共同取り組みは、アパレルや雑貨などを扱う4社が手を組み、トラック輸送に依存しがちな物流体制を見直す試みです。それぞれが競合関係にあったにもかかわらず、物流は協力の領域と位置付け、協力体制を築きました。具体的には、中国から輸入される貨物を下関港に集約し、そこから幹線輸送で首都圏へ共同輸送を行っています。
アライアンスは2025年3月に結成され、2026年2月までの1年間、関光ロジNEXTグループの東京九州フェリーを利用して複合一貫輸送を実施しました。この取り組みにより、従来の10トンのトラック輸送と比べて、CO₂の排出量を71%も削減(149.5トン相当)し、トラックドライバーの運転時間も85.7%短縮することに成功したのです。
受賞のポイント
賞の評価ポイントは、以下の3つです。
1.
競争を越えた協力: 同業他社であるにもかかわらず、物流の分野では協力し、共同輸送を成し遂げたこと。
2.
下関港の特性: コンパクトな特性を活かし、貨物を集約して安定したトレーラー単位の輸送を実現した点。
3.
実効性の高い運用設計: 通関を行った貨物が近い新門司港から迅速にフェリーに積み込まれることを可能とした運用設計が功を奏し、リードタイムを変えることなく海上輸送によるモーダルシフトの成果を上げました。
未来に向けたビジョン
今回の共同輸送の成功は、持続可能な物流の構築に向けた第一歩と考えています。今後は、中継地点を省いて直接最終納品先に届ける「共同配送」を目指しているとのこと。また、賛同する荷主を募り、共同輸送の輪を広げていく計画です。この取り組みにより物理的にも環境的にもかつてないシームレスな物流体制を築くことが期待されます。
会社概要
- - 会社名: MNインターファッション株式会社 (MN Inter-Fashion Ltd.)
- - 代表取締役社長: 吉本 一心
- - 本社所在地: 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 赤坂Kタワー
- - 事業内容: 機能資材、機能テキスタイル、産業資材、アパレル・服飾雑貨、ブランドマーケティングなど
- - URL: MNインターファッション
この受賞は、物流の未来に大きな影響を与えるものであり、業界全体における新しい方向性を示すものとなりました。