沖電気工業、国内製造業初のISO 56002認証をBSIから取得

沖電気工業、国内初のISO 56002認証を取得

沖電気工業株式会社（以下、OKI）は、2024年9月20日にBSIグループジャパンよりISO 56002の認証を授与されました。これは、製造業として国内で初めてのことです。この認証は、イノベーション・マネジメントシステム（IMS）に基づくもので、企業がイノベーションを推進するための重要なマネジメントフレームワークを提供します。

ISO 56002とは何か？

ISO 56002は、ビジネスの継続性を保証しながら、イノベーションを進め、イノベーションの成果を評価するためのガイドラインです。この規格は、企業がイノベーションに取り組む際の指針となり、新たな価値の創出に寄与します。IKの取り組みを重視し、組織全体での共有と推進が求められることから、企業文化の一環として取り入れるべきです。

OKIの取り組みと認証の意義

OKIは、すでに2017年からイノベーションを推進するための「Yume Pro」システムを立ち上げ、企業文化の改革に取り組んできました。また、2023年8月からは全社的なイノベーション・マネジメント規程を制定し、その実践に注力しています。このたびの認証取得は、個々のイノベーション活動を組織全体に広げ、さらなる成長を促すための信頼性を持つものです。中国の外部機関からの認証を得ることで、OKIのイノベーション活動はより一層認められ、対外的にも評価を受けることができるのです。

BSI認証審査の詳細

BSIによる認証審査では、全社のイノベーション活動のマネジメント体制や、およびイノベーションプロジェクトの具体的な取り組みが評価されました。審査員は、トップマネジメントの強固なコミットメントや、イノベーション教育プログラムの体系性、そして全社共有の仕組みに高く評価しました。

今後の展望

今後、OKIはISO 56001の取得を目指し、イノベーション・マネジメントシステムのパフォーマンス評価と改善を行うと同時に、グローバルなビジネス競争においてイノベーション能力を高める方向へ進む計画です。これによって、OKIは更なる成長と社会課題の解決を目指す企業としての責任を果たすことが期待されます。特に、共創パートナーとのイノベーション活動において「ISO 56002」を共通言語とし、新たな価値の創造に努めていくことが重要です。

OKIのこれまでの取り組みが実を結び、このイノベーションマネジメントの国際規格を取得したことは、今後の企業運営において大きな意味を持つでしょう。国内外の競争が激化する中で、OKIがどのようにしてイノベーションを通じて成長を遂げていくのか、引き続き注目していきたいところです。