ヴィアゲートが「JISOU」パートナー企業に選出。新たなホテルニーズ調査へ挑む

ヴィアゲートが「JISOU」パートナー企業に選ばれる

東京都渋谷区に本社を構えるヴィアゲート株式会社は、東京都多摩市に本社を置く京王電鉄株式会社が2024年7月より実施する事業部起点オープンイノベーションプログラム「JISOU」のパートナー企業に選出された。このプログラムでは、京王電鉄のホテル事業部が提示したテーマに基づき、ヴィアゲートが提供する「エモミルリサーチ」を活用した調査が実施される。

オープンイノベーションの意義

「JISOU」は、スタートアップ企業との共創を通じて、持続可能な成長を目指す京王電鉄の取り組みの一環。今回のパートナーシップを通じて、ヴィアゲートは、ホテル利用者のニーズやインサイトを深く掘り下げることを目的とした調査を行う。これにより、顧客満足度の向上に貢献できる可能性が高まる。

調査の具体的内容

「エモミルリサーチ」を用いた調査は、AIを活用したアンケート形式で実施され、ホテル利用者の意見をスクリーニングすることから始まる。特に、ホテルの設備やアメニティに関する利便性、宿泊体験における課題、さらには満足度の高いストーリーなど、詳しいニーズを収集・分析する予定だ。

調査は、5月12日から6月30日までの期間にわたり、ヴィアゲートが「エモミルリサーチ」のプラットフォームを通じて行う。具体的には、スクリーニング調査を経て、条件に合ったモニターに対してAIインタビューが実施される流れだ。

AIの力でニーズを深掘り

従来のウェブアンケートとは異なり、AIインタビューでは、消費者一人ひとりに合った最適な質問が自動生成される。これにより、消費者の体験や心理に寄り添った深掘り質問が可能となり、より質の高いデータを収集できる。これは、ホテル事業者が真に求められるニーズを把握する上で重要なステップである。

ヴィアゲートの展望

ヴィアゲートは「価値ある情報によって、誰もが閃き、合理的に意思決定できる社会基盤の構築」を使命としている。今回の京王電鉄との協業を通じて、エモミルリサーチを用いた新たなアプローチが実現することで、ホテル業界の発展が期待される。

今後も、従来の調査手法における限界を乗り越え、AIやデータマーケティング技術を通じて、消費者インサイトの発見に貢献する新しいサービスの提供を続けていく所存だ。